スピードアップ

最近は通常業務の間にスピードアップに取り組んでいます。

あ、クルマでもバイクでもなく、Webの話。

簡単に言えば、できるだけサイトを軽くしてサクッと表示できるようにする、ということですね。

かつてのキーワード埋め込みとかバックリンク量産なんていうスパム的なSEOはすっかり淘汰され、近年はしっかりしたコンテンツ作りとかサイトボリュームの確保とかホームページをちゃんと作るという当り前のことができているかという点に注視されているように思います。で、その中の一つとして表示スピードもあるわけです。

一番わかりやすいのはやっぱり画像ですかね。ファイルサイズが軽ければ当然表示スピードも上がるわけで、使ってる画像のファイル形式や圧縮を適切にするだけでもスピードとしては結構違いがあります。jpegは元々データ圧縮技術ですが、圧縮程度でファイルサイズにかなりの差があり、当然圧縮を強めれば画質は劣化するのでさじ加減が難しいところ。Photoshopで強めの圧縮をかけると画質劣化がかなり出るのでPhotoshopでは低圧縮で作って後で変換ソフトで再圧縮すると比較的画質をキープしたままファイルサイズを落とすこともできたりします。ただ、軽くしたいとは言ってもやはり画的なクオリティを下げたくはないので圧縮の程度はバランスを見ながら、あとはgifやpngを使い分けて全体でできるだけ軽くなるようにします。

画像以外にも軽くするポイントはいくつかあって、まぁ詳しく知りたい方はネットで調べてください(笑)

で、ホームページを軽量化&スピードアップすると検索順位も上がるのかと言えば、今のところそんなに劇的な変化は感じられないかなぁ。多少効いてるような雰囲気もあるけど順位は毎日変動するので誤差の範囲のような気もします。

しかし、検索順位にプラスに働かなくてもホームページを軽くするのは閲覧者にとってはプラスなので、順位上昇を過度に期待するのではなく、普通に見る人のことを考えてはやり軽量化はするべきでしょう。特にモバイルでは通信量が少なければ少ないほどいいわけだし、「あのHPいつ見ても重いな」なんて言われるよりはできるだけストレスなく見れるようにするのがベター。「重い」と言われるのは私じゃなくお客様ですしね。

そういう小さいことの積み重ねが長期的には安定上位表示に繋がっていくのではないかと考えています。

SEOに必殺技はないのです。

 

え?仕事もスピードアップしろって?(汗)

 

がんばります。

 

困った業者さん

現在進行中のHPリニューアル案件。

これがなかなか一筋縄ではいきません。

 

当初、ウチにご連絡頂いた時のご相談としては、検索順位が上がらない・なかなか更新してもらえない・等のものでしたが、よくお話をお聞きすると、ウチにご相談頂く前にドメインの変更をされているとのことで、恐らく元の業者さんによるスパム的な過剰SEOが原因で旧ドメインが検索に出なくなったのでしょう。現在は新ドメインで多少リカバリーはできているものの、やはり管理業者は変えたいということでウチに移管することになりました。

が、その新ドメインが元の業者さんの所有になっておりまして、お客様またはウチに移管させてくれと申したのですがそれには応じられないと。

D-Styleではドメインは基本的にお客様直接のご契約をお勧めしています。それは後にウチとの保守管理を解約されたとしても譲渡や名義変更等をせずともドメインはそのまま継続して使っていただけるから。手続きが難しい・面倒というお客様にはウチで代行取得も行いますが、その場合でも解約された場合にはドメイン契約期間の残り分や譲渡にかかる手数料等の実費を除いて原則無料で譲渡致します。基本的な考えとして、お客様がご利用になったドメインは所有が誰であれお客様のものであるべきと思います。ドメインを人質に解約を渋るなんて卑怯なマネはしたくはありません。

しかし、業者によっては解約時にドメインは渡さないというケースも多々あります。ウチとは考え方が根本的に異なりますが、そういう業者さんは昔からよくいらっしゃいます。これからドメインを取得してHPを開設しようという方は依頼する業者さんとその辺りの契約内容をよく確認した方がいいです。

で、その業者さんからは新ドメインは渡せないが旧ドメインなら移管してもいい、という譲歩なのかよくわからない回答だったので、再度ドメインを取り直すことになる可能性もありますが、まずは旧ドメインをリカバリーしながら再スタートすることにしました。

もうこの段階でロクでもない業者だなというのはよくわかりました。

 

そして、HPのリニューアルも完成が近づき、新ドメインで運用中のWordPressも旧ドメインで再開しようと記事の引っ越しをするためにお客様からIDとパスワードを頂いたのですが、このユーザー権限が管理者ではなく投稿者だったんですね。管理者はその名の通りWordPressサイトの全ての権限を持つのに対し、投稿者の場合は記事の投稿はできてもテーマの変更やプラグインの追加、サイト設定などは行えません。お客様はこのユーザーアカウントしか与えられていないとのことで、あまり詳しくない方に管理者権限持たせてヘンなことになったりしないようにという配慮からあえて投稿者にしておいたのかなと思い、業者さんに管理者権限ユーザーのID・パスワードを頂けますかとお願いしたところ、これにも応じられないと。

ウチに教えられないというなら話はわかります。ウチがその業者さんと契約してるわけではありませんからね。ところが直接の契約者であるお客様にもそれは教えられないと。つまりこの業者さんはWordPressの権限まで人質に取ってるわけです。

これはあまりにもヒドくないですか?WordPress自体は無料のプログラムでその業者さんが独自に開発・販売してるものではありません。まして記事自体もお客様がご自身で書かれてるわけですから、このWordPressにその業者さんが持つ権利なんて一つもないはずです。じゃあ管理者として日々管理してくれてるのかと言えばWordPressのバージョンは古いままだし、アップデートすらまともにしてくれていないのです。管理者権限与えてくれれば全部こっちでやるのに!

もちろんウチでWordPressをインストールする際はお客様に管理者権限でお渡しします。所有者がお客様なんだから当然ですね。というか、投稿者権限で渡すなんて発想自体がありませんでしたよ、私は。

 

なんなんでしょうね、この業者さん。今までお付き合いしてくださったお客様に少しの感謝もないんでしょうか。解約されるのはそりゃ残念でしょうけど、最後までこんな嫌がらせみたいなことして自分の仕事に誇り持てるんでしょうか。

それじゃ切られて当たり前ですわ!

 

ウチでも解約に至ったケースは少なからずありますけど、絶対にそんなことはしません。ドメインもお渡しするし、HPのデータも全部お渡しします。解約はウチももちろん残念なことですが、いつかまた縁があるかもしれない、D-Styleにお願いしてた時の方がよかったな、そう思ってもらえるように、最後の最後までキッチリ仕事は成し遂げます。

これからHPを作ろうという方、どこかに管理をお願いしようと考えてる方、困った業者さんにはくれぐれもご注意ください・・・・。

 

テーマ変更

今さら感たっぷりですけど、このブログのテーマ(デザイン)をようやくレスポンシブのものに変更しました。

今までスマホで見辛かった方、すみませんでした。

 

えー、使ったのは「First」というフリーのテーマ。

たぶん、割とポピュラーなテーマかと思います。

まぁ、かなりシンプルですね。

カスタマイズはある程度できますが、さして劇的に変わるほどじゃないです。

このブログは写真よりテキストの方がメインだと思うので、これくらいシンプルな方が読みやすいかも。

 

お客様でWordPressを導入される場合は無難にWP公式のTwenty SixteenとかTwenty Seventeenをデフォルトテーマに設定してお渡しすることが多かったのですが、公式だけあって表示が崩れたりって心配がない代わりに結構多くの方が使っちゃってるもので、Firstも使ってる方は多いのでしょうが、今度からはこのFirstをインストールしてお渡しでもいいかなって思いました。

他にもいろいろ探してはみたんですけど、デザインそのものより気になったのはフォント。海外製の多くは日本語でメイリオがデフォルトで表示されないんですよね。bug unlimitedで使ったテーマも同じで、あっちは追加CSSでメイリオを表示するようにイヂったんですが、お客様の場合はその辺りに詳しい方とは限らないので、デフォルトのままで日本語フォントがキレイに表示されるってのは結構重要。First自体が初心者でも扱いやすいように作ってることもあって、カスタマイズが細かすぎないのも初心者には正にうってつけでしょう。もっと個性を出したいという方はご自身で研究されるでしょうしね。

 

このブログもお客様へのデモブログを兼ねて、また多少カスタマイズをしながら当面はこのテーマで行きたいと思います。

 

広いのと狭いのと

最近、D-Styleで制作するサイトのほぼ全てがスマホ対応で作っています。稀にPCオンリーで構わないというご希望もありますが、よほど強いご希望でない限りはスマホ対応するのをお勧めしますし、スマホ対応する方法ではレスポンシブウェブデザインをお勧めしています。

サイトにもよりますが、実際にアクセスの傾向を見てるとガラケーの頃では考えられないくらいにモバイルでの閲覧が増えていて、もうPCを超えてるケースも多々あるんですよね。

となれば、一番需要の高いデバイスを優先するのは当然のことで、デザインする際も構成を考える際もモバイルファーストになります。

しかし、ここで問題となるのがレスポンシブウェブデザイン。レスポンシブウェブデザインというのは同一のデータをユーザーが見てるデバイスサイズによってレイアウトを切り替える方法なんですが、ご存じのようにスマホは縦長のディスプレィ、PCは横長のディスプレィで、サイズがまったく異なります。いくらモバイルファーストと言ってもPCやタブレットを軽視するというわけにもいきませんので、いずれのデバイスでもレイアウトが破綻しないようにしなければならず、これがいつも一苦労です。

PC表示ではYahoo!Japanトップページの950ピクセルというのがレイアウト幅の一つの基準とされる場合が多いのですが、イマドキはPCもワイドディスプレィでノートPCですらどんどん画面サイズが大きくなってきてますので、ブラウザをフルディスプレィにしてる場合は950ピクセルでは左右の余白がすっからかんに見えてしまい、これを何とかできませんかというご要望も多いんですね。

狭いスマホとワイドなPCを1つのデータで共用しようって冷静に考えるとかなりメチャクチャな話です。

普段は2シーターのスポーツカーを家族で出かける時は7人乗りにしろって言ってるようなもの?ちょっと例えがおかしいですか(笑)

何にしても、デザイン的に相反する矛盾と戦いながらの作業となるわけです。

まぁそんなめんどくささも楽しかったりしますけど。

いずれ成熟する日が来そうでなかなか来ないWebはまだまだおもしろいですね。

 

bug unlimited リニューアル

本日、bug unlimitedをリニューアルしました。

はい、最近作ってたWordPressベースの実験サイトってこれです。

内容的には過去記事移植しただけですので目新しいところはないんですが、今後はType-3ネタも増えていくかと思います。

 

WordPressベースにした理由は、まずはWPにすることでどういう影響が出るのか実験したかったというのが一番なんですけど、このサイトもかなり長いこと運営してページも増えてきたし、これだけのページ数のサイトを管理するのが結構面倒なんですね。WPにすることで必ずしもラクになるわけじゃないにしても、時系列のレポート的な内容がほとんどだし、サイトの方向としてはむしろブログ向けな気もするので、そういう意味でもWP化するメリットが多少はあるかな、と。

一方でデメリットとして考えられるのは各ページのURLがごっそり変わってしまうこと。SEOでドメインエイジが効くというのは最近あんまり聞かなくなってはきましたが、それでもドメインもページも長く残っているのはそれなりに評価は受けると考えています。なのでトップ以外のURLが全部変わるのはかなりリスクも伴います。一応、全ページに新しいURLへの転送設定はしておきますが、恐らくしばらくは検索順位かなり落ちるんじゃないでしょうか。まぁ仕事のサイトじゃないし、アクセス稼ぎたいわけでもないし、このサイトだからこそ思い切った実験もできるわけで、その辺りの動きがどうなるか楽しみです。

テーマ(デザインテンプレート)はフリーのものをそのまま使ってます。レイアウト的にはかなりシンプルですね。テーマをイチから作る、またはこれをベースに改造していくのはめんどくさいし、餅は餅屋ということで、良さそうなテーマを見つけたら適宜切り替えていく感じでいいんじゃないでしょうか。

あとはこれを実際の仕事に活かせるか。全てのお客様に向くものじゃないとは思いますが、お客様のサイト内容や運営方向によってはむしろWP向きなサイトもあるかもしれない。まぁ何事も経験ですね。

 

あとはサイトを更新できるようにType-3もイジっていかないと・・・・。