先日SEO対策のお問い合わせをいただいた方から「おたくのホームページはバックリンクがすごく多いけど、どうしたらそんなにリンクを増やせるの?」と聞かれました。
SEO対策をする上でバックリンク(被リンク)が重要であるということは少しでもSEOをかじったことのある方ならご存知かと思いますが、もちろんSEOはバックリンクだけで決まるものではありませんし、たくさんある要素の一つに過ぎません。また、リンクされるサイトの質も問われますので単に数だけあればいいというものでもありません。
で、どうしてウチのサイトのバックリンクが多いのかは正式にご依頼頂いた方でないと詳細をお話できないのでその時は明言しませんでしたが、ちょっと詳しい方なら調べてもらえばすぐわかることですし、リンクを増やすこと自体はそんなに難しいことでもありません。
リンクを増やす方法、それは単純に「リンクしたくなるようなホームページを作る」ということです。
「そんなの言われなくたってわかってるよっ!」とツッこまれそうですが、先日「コンテンツが王様」で書いたように充実したコンテンツを作ることこそが最強のSEO。価値の無いコンテンツを量産するよりも、一つのコンテンツを気持ちを込めて価値を高めていくことで「このサイトはいいこと書いてる」「有益な情報が載っている」「ブログで紹介したい」と自然発生的な正にナチュラルリンクが生まれるというものです。逆に中身が無いとか情報の価値が無いとか内容が怪しいとか見た目がダサいとかでは「お願いだからリンクしてっ!」と頼んだところで誰もリンクする人なんていないでしょう。第三者的目線で自サイトを見て「自分だったらリンクしたい」と思えるようなサイトにしなければいけないということですね。
しかし、中身の伴ったホームページにするのは大変で、ナチュラルリンクを待っているだけではリンクが増えるのにも時間がかかりますから、そんな時に使うのが相互リンクです。相互リンクならナチュラルリンクよりも早くバックリンクを増やせますから特に新規に立ち上げたホームページではよく行われます。
ところが実際に相互リンク依頼しても返信が無い、他サイトからの依頼も無い、結果的にリンクがなかなか増えないという方もいることでしょう。
なぜか?
それはあなたのサイトが「リンクしてもらう価値が無い」と思われているからです。
相互リンクは主にSEO対策とトラフィック確保を目的に行われるケースが多いと思いますが、サイトの内容はともかくとして、サイトのページランクが低い、バックリンク数が少ない、検索順位が低い、相互リンクページの階層が深い、アクセスカウンターの数値が少ない、ドメイン取得年数が短い、サイトボリュームが無いなどの場合は「リンクしてもらう価値が無いサイト」と判断されることが多くなります。
「それを上げるために相互リンク増やしてるんじゃんっ!」とまたまたとツッこまれそうですが、これは「鶏が先か卵が先か」みたいな話で最初のうちは早々簡単にリンク数が増えるもんでもありませんから仕方のないことです。しかし、リンクを増やすための布石は早めに打っておいた方がいいでしょう。
つまり「リンクしてもらいたくなるようなホームページを作る」ということですね。
以前、わざわざ相互リンク依頼をさせるようでは敷居が高いのかなと思って自サイトにリンクを設置すれば自動で登録できる自動登録型リンクページを作ったことがあったのですが、確かに登録するサイトは急激に増えたものの、そのほとんどがアダルトサイトか無価値のサイトで占められてしまい、しかも非常に階層の深い検索エンジンからインデックスすらされていない相互リンク量産専用ページとか、サイトのどこからもリンクされていない単なる「サーバーに置いてあるだけのhtml」にリンクを設置してたりするもんですから、削除の繰り返しばかりでほぼ相互リンクの役を成していないという事態に陥り、結局今では新規登録を中止してしまいました。このように自分のバックリンクを増やすことだけしか考えていない自己中なサイトは「リンクしたくないホームページ」「リンクされたくないホームページ」としていつまでも価値のあるバックリンクを獲得することはできないでしょう。
相互リンクの基本は「ギブアンドテイク」です。
相手に同等又はそれ以上の価値があればリンクするし、そうでなければリンクしない。仮に価値が低くてもサイトの内容が良いとか将来性が期待できるとかプラスに判断できる要素があればリンクしてくれることもあるはずです。
そのために「相手サイトにもリンクのメリットを与える」ようなホームページ作りが「リンクしてもらいたくなるようなホームページを作る」ということに繋がるわけで、それができていれば徐々にバックリンクは増えますし、いずれはリンク依頼をもらう側にもなれます。もらう側になれば受ける・受けないの選択を自由にでき、より質の高いサイトからのリンクも受けやすくなります。
つまり結局は「相手のことを考えてホームページを作る」ということに終始するわけです。
ね?単純な話で難しいことじゃないでしょ?
実生活でもネット上でも、自分勝手な自己中さんは誰も相手してくれないですからね。