SEOは経験がモノをいう?

先日お客様から「これ、私が見るよりD-Styleさんが見た方が役立つんじゃないですか?」と某WebセミナーのDVDを頂きました。

それはその筋ではけっこー有名な方が主催するセミナーで、以前にもその方のDVDは拝見したことがあります。そして今回頂いたDVDではこれまたSEOではけっこー有名なS氏がゲスト講師として熱弁をふるっていました。
しかしこのテのDVDって単にセミナーの様子を録画しただけのまるで学校の授業みたいに退屈で見てると非常に眠くなるもんです。せっかくなら商品として成り立つようにちゃんと編集してくれればいいのに。某経営コンサルさんのDVDもそうですよね。用途としてはセミナーに参加した方の復習やセミナーに参加できなかった方へのフォローなんだと思いますが、このセミナーを主催する会に参加するだけでもけっこーいい金額取ってるんですから、もう少し力入れてもいいように感じます。いやホント、予備知識ナシでこのDVD見たら「はぁ?」って感じですよ(笑)

で、セミナーを主催する方の話はまったく興味ないんですが、S氏の話はなかなか興味深かったです。あ、ネタとして「なるほどぉ」と感心するようなものはほとんど無いんですよ。感心したのはS氏の「経験値」。

S氏は私なんかより遥かに多くのWebサイトのSEOコンサルタントに関わってきた方です。そしてS氏の話の多くはその経験に基づいたものだということはすぐにわかります。よく経営コンサルさんが「ホームページを活用しましょう!SEO対策をしましょう!」なんて言ってますが、基本的に経営のコンサルさんはS氏のような詳しい人の話やネットで拾った情報を自分のネタとして使っているだけで、実際に自分でそれらの経験をしていません。もちろんそれでも成果を出せることもありますが、一度それで結果を出すとそこであぐらをかいてしまっていつまでも古い情報のまま進歩しないというケースも多々あります。
多少でもSEOを考えたことのある方ならおわかりでしょうが、YahooもGoogleもその他の検索エンジンも常にその仕組みを進化させています(進化と呼ぶのに疑問がある場合もありますが)。YSTのアップデートが毎月のように行われているのを見れば一目瞭然ですよね?星の数ほどあるWebサイトの評価もめまぐるしく変化しますし、サイトを作る技術もどんどん進化しています。
つまり、Webサイトを活かすにはリアルタイムでの実経験が必要不可欠ということで、それを日頃肌で感じている人と、遅れて少し前の情報を仕入れている人では大きな差が生まれるということです。

よくサイトデザインはできてもSEOはできないというWebデザイナーがいますが、そういう方はやはり実経験が無いからなんでしょう。本やネットで拾える少し前の小細工はできても、今現在有効な対処法がわからないんですね。最近mixiのSEO関連コミュなんかも覗いたりしてますが、そこでも「何年前の話だよっ!」と思わずツッ込みたくなるような質問やそれへの回答が繰り返されています。これもやはり実経験が無いからなんでしょうね。対してプロでもアマチュアでも自分で色々経験している人は的確な返答をしています。

いくつかサイトを作り、それを日常的に管理していると、細かい変化に気付くものです。
疑問に思うことや試してみたいことは自サイトで実験すると、大きく変化したり、それほどでもなかったり、逆に悪くなったり、その変化を経験として得ることができます。
複数のサイトで同じような動きがあればそのサイトの共通点を調べると「そういうことか」と気付くこともあります。
そしてそれらを管理するサイトにフィードバックしていくのです。

終わりがないのでなかなか大変なんですけどね。

ホームページの寿命

「ホームページの寿命」と言ってもサイトそのものはドメインを維持しサーバー上にデータさえあれば延々と続くものなので、サイトオーナー自身で寿命を止める、つまりサイト閉鎖さえしなければそもそもホームページに寿命なんて無いと言えます。しかし、5年も10年も同じ仕様で本来の目的を果たせるかと言えば答えは「No」ではないでしょうか。

ビジネススタイル、顧客層、提供商品・サービスなどの変化もあるでしょうし、サイトデザインも時代によってトレンドが変ったりもします。D-Styleではサイト制作時に後の拡張性を視野に入れた上でレイアウトデザインをするように心がけてはいますが、中には拡張を繰り返しすぎて当初の設計の範囲を超え、サイトの構造も複雑になって結果としてユーザーに見にくい・わかりにくいサイトになってしまうケースもあったりします(ウチのサイトがいい例ですね^^;)。サイトの作り方にしてもD-Styleで作ったホームページの中にはテーブルレイアウトのままのものがいくつかありますが最近作っているのは全てxhtml+CSSで、見た目は大差なくとも内部的には大きく変化しています。

そしてこれらの変化は非常にスピードが速く、今後もどんどん変化や進化を続けます。

「それならホームページをリニューアルしようか」という話になるんですが、リニューアルには当然コストが発生します。今日もリニューアルを視野に入れたサイト改善のご相談をさせていただいてきましたが、そのサイトは作ってまだ約2年。たった2年で全面リニューアルというのはある意味もったいない話です。なぜならまた1年後にはどんなトレンドが生まれているかわからないから。ウチとしてはリニューアルで御代を頂けるのはもちろん嬉しいことではありますが、闇雲にリニューアルしてもお客様にムダな費用負担をお願いするだけですので、ホームページの内容や費用対効果を考えた上で現状をベースに拡張するのか全面的にリニューアルするのかを判断しなければいけません。

今回のお客様は2年前に作ったホームページで充分集客できたからリニューアルで費用がかかるのはかまわない、ということでしたので近々全面リニューアルに入ることになると思いますが、このように制作・運営コストを回収できたと判断できるような場合は積極的にサイト改善・リメイクをして、ホームページがより良いものになるように成長させるべきでしょう。

もちろんそれにかかったコストを再び回収できるような内容でなければそれは「改悪」になりかねませんけどね。

YSTアップデート

Yahoo!検索スタッフブログでYSTフルアップデート開始が報告されました。

Yahoo!検索スタッフブログ「Yahoo!検索 Index Update」

昨日の時点で動いている兆候は感じていたので管理サイトの順位もチェックしましたが、安定しているサイトは大きな動きは今のところ無い様子。開設して間もないサイトでは概ね1~3位とかなりジャンプアップしているところもありましたね。

スタッフブログでも書かれているように数日は順位変動が収まらないでしょうから、下がったからといって慌ててヘンなコトはしない方がいいでしょう。

SEOの営業

ホームページを運営されている方なら1度や2度は受け取ったことがあるのではないかと思いますが、外部SEOサービスの営業メールがたまに来ます。

先日も横浜の業者さんからメールが来ていて

「弊社では、お客様のホームページのYahoo!Googleでの露出を高め(検索結果の上位に表示させ)、集客UP、売り上げUP等目的達成のお手伝いをしております。実際に御社のホームページを拝見いたしましたところ、清潔感があり、わかりやすく、とてもユーザビリティー溢れるホームページであるということが伺えました。御社ホームページは、まだまだ集客を得る力をお持ちです。一緒にホームページの力を引き出してみませんか!」

と、いつものお決まりの文句。

しかし、ウチだってSEO対策をしてるんですからホントにウチのホームページを見ているならウチにこんなメール送ってくるわけないでしょっ!ウチがどれくらい集客できているかなんてアンタにわかんのかっ(笑)

まぁ、つまりはホームページなんか見てないワケです。

ウチもホームページでは似たようなコトを書いていますが、単にSEOと言っても検索順位を上げることだけが目的ではありません。SEOはホームページを見てもらう機会を増やし集客やコンバージョンを上げるための手段であって、そのサイト(運営者)の業種・商材・サービスなどをトータルで考えなければ何の意味もありません。

なのに、ホームページを見もせずに「SEO対策をしましょう!」なんて言われてもまるで説得力ありませんってば。
しかも料金すげー高いし(とあるキーワードで5位以内だと月に10万だって!!)

これ、頼む人いるの・・・・?

Google ページランク更新

本日(かな?)Googleのページランクが更新されたようで、ソッチ系のブログやmixiのコミュで上がった下がった色々書かれてましたね。

ウチのサイトでは以前に4から3に下がったムシバゼロ.jpが4に復活、先日オープンしたばかりのデンタルスタイルは2になりましたがこれはまぁこんなもんでしょう。その他は概ね3のまま変動ナシ。はい、もっとがんばります。

ちょっと気になったのはこのブログが3からランクナシに落ちたこと。それも「http://blog.goo.ne.jp/dstylemk/」と最後にスラッシュが付いた場合は2なのが解せませんねぇ。あ、gooブログをお使いの方はこれでスラッシュの有無で検索エンジンが異なる解釈をしているということがよくわかっていただけますね。

お客様のサイトも概ね3で、最近アップしたサイトでも2~3になっていました。

更新の度に一喜一憂される方が多いGoogleページランクですが、何度も言ってるように高ければ上位に来るとかそういうことではなく、100%無関係ではないものの数あるアルゴリズムの1つに過ぎません。ページランクが高い場合のメリットは相互リンクをもらいやすくなるくらいでしょうか。

ページランクなんて無くてもいいと思うんですけどねー。