新潟県内でもいよいよコメの放射性セシウムの検査が始まり、先日柏崎市で試料として刈り取られた早生品種の検査結果が県のHPで公表されました。
⇒ 新潟県:平成23年産米の放射性物質の検査結果について
これを見る限りではセシウム134・137共に検出されなかったということで、ホッと一安心という思いと同時に、ぶっちゃけて言えば、セシウム以外はどうなんだとか、この検査結果そのものが信用できるものなのか、やや疑心暗鬼な私。いや、もちろん何の放射性物質も出ないのが一番なんですけどね。もし出たなら出たで正直に数値を公開してほしいものです。
一方、茨城県鉾田市では残念ながら微量のセシウムが出ちゃったそうで、数値は1kgあたり52ベクレル。国の暫定基準値である1kgあたり500ベクレルの約1/10ということで食べても問題ないと茨城県知事は胸を張っていましたが、微量だろうが基準値以下だろうがゼロではないんだから好んで食べたいという人はいないでしょう。そもそも500ベクレルって基準値も「暫定」であって安心であるということではないんでしょ?私が思うにはゼロではない安全性をアピールするよりわずかでも危険性のあるものは極力排除する方が信頼獲得に繋がるのではないかと。もちろんコメを出荷できなくなった農家には諸悪の根源・東電がしかるべき保障をするべきです。
そして・・・・まぁあるだろうなとは思っていましたがこんなニュースも。
⇒ NEWSポストセブン|福島県産扱う米卸売業者に新潟産の米袋大量にあったとの証言
「袋があっただけ」って言っても普通に考えれば魂胆はミエミエですよね。
コメ以外でも既に肉や野菜、魚、乳製品など全国で産地偽装が横行しているわけですが、こういった犯罪行為は被災地救済ではなくむしろ被災地自ら自分の首を絞めることになります。本来、原発事故の被害者であったのにそれが一転して今度は加害者になる。こんなの繰り返していたら福島や隣県は本当に死んでしまいますよ。口蹄疫でも鳥インフルエンザでも全て出荷停止にしたのにどうして放射能ではそれをやらないんでしょう。原因はハッキリしてるのだから、疑わしきは全て出荷停止にして農家には保障をするべき。それをやらないから被害者が加害者になるんです。
新潟の代名詞でもあるコメはこういったことのないように願いたい。
とりあえず福島の米卸売業者はふざけたことすんなよ!!