糸魚川市で大火災

今日、糸魚川市で大きな火災が発生しました。

全国ニュースにもなっていたのでご存知の方も多いでしょう。

このブログを書いてる時点では、まだ鎮火はしてないものの、これ以上の延焼は防げそうな見通しということで、安心・・・・ではないけど少しホッとしました。

それにしても、これだけ大規模な火災も地震などの大規模災害を除けば近年あまり聞いたことがありません。燃えたのは約140棟にものぼるそうで、住宅密集地で強風だったこともあってすごい勢いで延焼したみたいですね。同じように現代の基準でない古い町並みは糸魚川市だけでなく他にもたくさんあるわけで、関東大震災が起きたらこういう密集地で大火災が起こる可能性が高いとも言われてますし、地震でなくとも一度火災が起きればどこでもリスクはあるんだと再認識しました。

クリスマス3連休を前に、年越しも近いこのタイミングで火災に合われた皆さんは本当にお気の毒です。家族でのクリスマスパーティやプレゼントを楽しみにしていたのにそれどころじゃなくなっちゃったお子さんも多いですよねぇ。歴史ある酒蔵も被害を受けたそうですし・・・・。

 

火災に合われた皆さんには心よりお見舞い申し上げます。

しばらく避難生活が続くかと思いますがくれぐれも体調管理には気をつけて、一日も早く元の暮らしに戻れることを祈ってます。

 

いじめ問題で思うこと

昨日から全国ニュースでも大きく取り上げられている新潟市の小学校でのいじめ問題。

子ども同士のいじめももちろん良くないことですが、信頼して相談していた先生にまで裏切られるような発言をされたというのがあまりにもヒドイ話です。もし同じようなことをされたら大人でも病むレベルですよ。このニュースを聞いてほとんどの方が同じ思いを抱くことかと思います。

言うまでもなく放射性物質は人に移ったりはしません。バイ菌扱いすること自体が間違っています。少し前に横浜市の当時小学生だった子どもが賠償金もらってるからとお金を取られたというニュースもありましたが、避難してる方は3.11前と同じレベルの生活をした上で更に特別ボーナスとして賠償金をもらったかのように思われているのかもしれませんがそれも全然違います。賠償金を受け取ってもそれ以上に多くのものを失って避難してるのです。原発から放出された放射性物質による被曝の心配、地元に戻れるのか戻れないのかわからない中での長期の避難生活、生活再建がままならない将来への不安、様々なことが重くのしかかっています。そんな状況の中で多くの方は避難者の皆さんに優しく手を差し伸べてるかとは思いますが、大人も子どももそれと逆の扱いを受けているという話を度々聞くのも事実。

もし自分が同じ境遇だったらどう思うか。そこに気が回れば今回のようないじめは起きないはず。問題の先生は40代とのことでもしかしたら生徒と同じくらいの子どもがいるかもしれません。我が子が先生からそんなことを言われたら・・・・・言うまでもなく誰でもわかることです。

新潟は福島から近いこともあって震災直後から今でも多くの避難者の方が生活しています。あれからもう5年半以上が経ってるのに先行きが見通せないままの方も多いはず。このようなことが二度と起こらないことを祈るばかりです。

 

で、この先生を擁護するつもりはないというのを前提としてですが・・・・

ネット上では早くも小学校や先生を特定するような情報が出回っています。いくら名前を伏せても隠し通せるものではないとは思いますし、内容が内容だけに世間の怒りの感情も充分わかってはいるのですが、先生個人を特定して世間総がかりでフルボッコにするのには先生に対するものとは別の憤りを感じます。

繰り返しになりますが、この先生のやったことは擁護できる点は1つもないし、謝って済む話でもありません。しかしこれだけ全国ニュースになるほど大きく取り上げられて、当然学校側でも保護者や児童からの怒りの声はあるだろうし、恐らく何らかの処分はされるでしょう。これだけでもこの先生は相当な精神的・社会的制裁を受けるわけで、その上で直接関係のない私たちが暴言を浴びせる必要があるのでしょうか。もしかしたら今度は先生のお子さんがいじめを受ける対象になるかもしれないし、いじめられていた児童もこれだけ大騒ぎになったら「僕が先生を追い詰めた」と自分を責めるかもしれません。「いじめはヒドイ!」と騒ぐことが結果としていじめになってるんじゃないか。私はそんな気がしてならないのです。

あとは今回の件で「いじめをするとこんな罰を受けるんだよ、だからいじめはいけないよ」という話にすり替わったりしないかというのも心配。いじめが悪いのはすると罰を受けるからではなく、すると傷付く人がいるからです。先生が叩かれて学校を辞めて責任を取る、ということではなく(結果的にそうなるかもしれませんが)、先生の言葉で○○君を傷付けてしまった、先生は間違っていた、他の子どもたちは同じ過ちを繰り返さないでほしい、思いやりをもった優しい子になってほしい、そういう導き方をしてほしいなと思います。

 

新潟県内で鳥インフルエンザ続発

先月29日には関川村で、30日には上越市で、そして今日は阿賀野市で、相次いで鳥インフルエンザへの感染が確認されました。

関川村と上越市は養鶏場でしたが、阿賀野市は白鳥の飛来地として有名な瓢湖のコハクチョウから陽性反応が出て、その個体以外にもコハクチョウ・オオハクチョウの死骸が確認されてるそうです。

これを受けて瓢湖では今日から周辺の立ち入りが禁止になりました。

関川村では今日までに殺処分が完了、上越市も24時間体制で殺処分が続けられています。

 

新潟県だけでなく他県でも鳥インフルエンザの感染が相次いでいて、養鶏場のニワトリも心配ですけど、野生の白鳥にも感染が広がっていて、今後の拡大がとても心配です。

瓢湖には先月25日現在で約4300羽もの白鳥が飛来してるそうで、この場合まさか白鳥も殺処分なんてことになったりするのでしょうか・・・・?

新潟には放鳥された朱鷺もいますしね・・・・・。

野生動物の病気は完全にコントロールすることは難しいのでしょうが、これ以上感染が拡大しないといいですね・・・・。

 

柏崎市長選は再稼働容認候補が当選

昨日、投開票された柏崎市長選は条件付きで柏崎刈羽原発再稼働を容認する桜井氏が当選、再稼働反対を訴えた竹内氏は及びませんでした。

得票は、桜井氏が30220票で竹内氏が16459票、投票率は64.06%でした。

 

・・・・・やはり原発のお膝元というだけあって桜井氏有利かなとは思ってました。ただ、竹内氏の票が思ったより伸びませんでしたね。桜井氏にダブルスコアに近い差です。僅差とまでいかなくとも肉迫するくらいの勢いが欲しかったところでしたが、知事選のようにはいきませんでした。

大きな争点となっていた原発再稼働については、再稼働反対の方の中でも桜井氏に投票した方がいらっしゃったそうで、桜井氏も米山知事が慎重姿勢を示してることを踏まえて「再稼働は凍結状態」と述べていることなどからも、事実上の原発ワンイシューではなく、それ以外の政策や実績が左右したのかもしれません。

無投票5選となった刈羽村長と合わせて原発立地自治体の2つで原発推進(あるいは容認)の首長となったとしても、米山知事在任中の少なくとも4年間は再稼働に話が進むとは考えにくいし、桜井氏もそこを考慮してうまく原発推進イメージを和らげることができたのかもしれませんね。個人的には桜井氏は在任中に自分の判断を示さないつもりのようでちょっとズルいかなと思いますけど。

 

それでもやっぱり今回の結果は残念ですね。

原発がないと経済が、って声もわからなくはないんですが、少なくともこの先4年は再稼働しないだろうし、そこまで先延ばしになると再稼働するにはどんどん不利になっていくでしょうから結局再稼働できないってことも現実味を帯びてきます。そうでなくてもいずれ終わりは来るのですから、短いスパンの今だけを考えるのではなく、いずれはしなければならない原発依存脱却への道筋を開く、未来志向の判断をしてほしかったというのが本音。原発で恩恵を受けてきたのは事実でも、そのオイシイ思いをした残骸を将来世代に押し付けるのはむしろ地元の未来にとっては後ろ向きではないかと思います。

 

あと、今回の結果を受けて心配なのが米山知事。

(仮に今回の結果が違ったものだったとしても)原子力ムラは目の上のタンコブである米山潰し工作をしてくるでしょうから、米山知事にはスキを作らないように気をつけていただいて、あとは県民全体で支えてもいかなければなりません。

 

泉田アシスト

知事を退任した泉田さん(まだ泉田知事って言いそうになるw)が間もなく告示される柏崎市長選についてツイートしていました。

 

 

泉田さんが触れている公開質問状の回答を見ると、桜井氏がいかにお花畑かがよくわかります。無知で楽観なところはなんだかこの前の県知事選での森民夫氏に似ている気がしますね。

そして、このツイートに竹内えいこ氏はすぐに反応、桜井氏は沈黙です。この辺りも米山vs森の時と似てます。

泉田さんと竹内さんが直接のコンタクトを取ってるのかは知りません。でも、これは泉田さんなりの竹内さんへのアシストなのかなーって思います。

知事選の時も泉田さんの候補者への質問ツイートは両候補者の原発政策に対するスタンスを明確にしてくれましたしね。

知事在任中、泉田さんに頼りっぱなしだったのは反省すべしと言いながら、退任して私人となった泉田さんにまだ頼るのは怒られるかもしれないけど、こうした絶妙なアシストは歓迎したいところ。

あとは竹内さんが見事ゴールを決められるか。

柏崎市の皆さん、がんばってください。