それ言っちゃダメ

先日の娘との会話。

 

私「クリスマスプレゼントどーすん?」

娘「んー、●●●にしよーかなー。あ、サンタさんにプレゼント入れてもらう靴下買わなきゃ」

私「・・・・・サンタさんってどこから来るん?」

娘「さぁ・・・・?空とかじゃない?」

私「で、どーやってサンタさんにお願いするん?お父さんサンタの連絡先知らねーんだけど」

娘「わかんないけど、去年もお願いしたらプレゼントが枕の横にあったよ?」

私「それはお父さんが置いてるっけだろー」

娘「それ、言っちゃったらダメぢゃん・・・・・」

 

するってぇとなにかい?

純粋な気持ちでサンタを信じてる少女を演じてるキミにお父さんも乗っかれと、そういうことですか?

キミ、去年「サンタさんってお父さんなんでしょ?」って聞いてたじゃん・・・・。

 

これが小5女児の乙女心なんでしょーか。

 

 

 

 

 

めんどくせぇ

 

 

お父さんは↓コレが欲しいかな~。

館長庵野秀明 特撮博物館

館長庵野秀明 特撮博物館

この2連休、土曜日は早朝の「Morning “Laid-Back” Cruise」に顔を出してから、家族で長岡市の新潟県立近代美術館で開催されている「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」に行ってきました。

庵野秀明と言えば真っ先にエヴァンゲリオンが思い浮かびますが、実は私、エヴァンゲリオンをマトモに見たことがないので庵野氏のことも名前を聞いたことあるくらいでよく知りません。

そんな予備知識ほぼゼロ状態で見た特撮博物館、かなーり見応えあっておもしろかったです。

庵野氏のルーツともなる幼少期に見た「特撮」

もちろん私も子どもの頃はウルトラマンや仮面ライダーに夢中になってた世代なので、展示物の一つ一つを非常に興味深く見ることができました。

そしてこの特撮博物館の目玉の一つでもある短編特撮映画「巨神兵東京に現わる」は3D CGを一切使用しないという現代の特撮と逆行するようなアプローチで、本編と合わせて制作の舞台裏を見ることで、そこに注がれるこだわりや、かつての巨匠たちが築き上げた技術・ノウハウも知ることができ、アナログ的でありながら最新テクノロジーにも負けないクオリティの映像にただただ圧巻されました。

30代・40代・50代の男性なら間違いなく楽しめるんじゃないでしょうか。

まだ見てない方は開催期間中にぜひ見ておくことをオススメします。

館長庵野秀明 特撮博物館

館長庵野秀明 特撮博物館

結局乗らずに

今年の春に足車をジムニーからロゴに変えました。

それは決してジムニーがイヤになったわけでもロゴが欲しかったわけでもなく、車高の高いジムニーでは足の悪い母が乗れないので座面の低いクルマに変える必要があったため。

故にロゴである必要もなく、ジムニーとトレードくらいで買える安い適当な車高のクルマであれば何でもよかったんですな。最初はまた軽にするつもりだったのが、たまたま低走行で激安のロゴが見つかったってだけ。

で、ジムニーと入れ替わりにロゴが新しい足となったのですが、母が倒れて病院に運ばれたのがロゴ納車の翌日。

病院へはもちろん救急車で、転院の時も民間の救急車みたいなクルマで搬送され、転院先の病院から自宅に戻れないまま亡くなったので、母のために用意したロゴには結局一度も乗ることはありませんでした。

唯一乗ったと言えるとすれば、葬儀のあとにお骨になって実家に帰った時でしょうか。

まぁ、なんともタイミングの悪いこと。

こんなことなら父の乗ってたゼストを手放さずにそのまま持ってりゃよかったなんて話をたまにヨメさんとしてたりしますが、まぁそれはそれとして、短い間だったけどジムニーもそこそこ楽しんだし、ロゴも乗ってみれば見た目の地味さと裏腹に足としては非常に良くできたクルマなので、別に後悔とかはありません。

実はロゴを買う時には福祉車両も検討してまして、さすがにタマ数は限られるものの探せば100万以下で助手席がクルマ椅子になっててそのまま電動リフトで乗り込めるなんてのが買えたりするんで、助手席をそのまま実家に置いといて病院行く時はそのまま助手席ごと母を乗せれば母もラクかな~なんて考えていたんですが、県内で良さそうな中古がなかなか見つからないうちにロゴの出物が見つかっちゃったので結局ロゴにしちゃったという経緯がありました。娘は電動リフトをまるで遊園地のアトラクションのように「乗ってみたい!」なんて異様にプッシュしてましたけどね(笑)

福祉車両▲こんな感じの

福祉車両買って一度も乗らず、娘のオモチャになるよりはよかったかと思ってます。

 

ただ、こうして足の悪い親の介護をしてみると、最近新潟市ではBRTっていう連結バスの導入であーだこーだやってたりするんですが、導入したところで何か良くなるわけでもないBRTに市税を投じるより低床バスの拡充とか介護タクシーへの補助とか、高齢者や障害者に優しいインフラに力を注いだ方が助かる人が多いんじゃないかなぁって思います。

インフラに限らず、介護や福祉はまだまだ課題が多いですね。

 

なんのために生まれて なにをして生きるのか

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ!

 

先月13日に漫画家のやなせたかしさんが亡くなられました。

やなせさんの訃報が伝えられてから、生前やなせさんが作品に込めた思いや残した言葉などにあらためて見聞きすることになったのですが、その多くは「命を大切にする気持ち」だったり「人を思いやる優しさ」だったり、常に子どもたちにとって大切にしてほしい想いが込められていたように思います。

冒頭に書いたのはやなせさんの代表作、アンパンマンのテーマの歌詞。誰もが一度は聴いたことありますよね。作詞はやなせさんご自身です。

ご本人による言葉ではなくあくまでも「説」ですが、ネットではこの歌詞が太平洋戦争で特攻隊に志願し、若くして亡くなった弟さんを想って書かれたのではないかという解釈がありました。

そう言われればそうとも取れるし、読み手によって受け止め方は様々でしょう。

やなせさんが亡くなられた頃、私の母の体調はかなり悪くなっていたこともあって、私の中であのアンパンマンのマーチの一節は深く重くのしかかっていました。

 

私にとって、母にとって、

なんのために生まれて
なにをして生きるのか

アンパンマンは「こたえられないのはいやだ」と言ってますが・・・・・、私にはまだ答えられないです。

母に聞いたら答えてくれたのでしょうか。

 

東日本大震災では多くの方が亡くなり、先日の伊豆大島の災害でも多くの方が亡くなり、震災や災害じゃなくても毎日新しい命が生まれるのと同じように一つの命が消えていきます。全体から見れば一人の死は日常であって特別なことではありませんが、本人や関わる人々にとっては大切で大きな命で、それぞれに「なんのために生まれて なにをして生きるのか」があるのだと思います。

私も、いつかは答えられるようになるのでしょうか。

男としての先輩である父と違い、私という生命を生んだ母体である母が亡くなったことで、そんなことをより強く考えさせられました。