ピークカットしましたぁ?

新潟県では本日17~19時にピークカット15%大作戦の第1回トライアルが実施されました。

夕方17時が近づくにつれてTwitter上でも「もうすぐ始まるよ!」とか「今日は定時退社です!」とかのつぶやきが多く見られ、たくさんの新潟県民が積極的に協力しようという気持ちが伝わってきましたね。みなさんの会社やご家庭ではいかがでしたでしょうか。ウチは元々節約体質なのであまりカットできる部分がないのですが、せめて今日ぐらいはということで17時(をちょっと過ぎちゃったけど)で業務を終了させていただき、微力ながらも貢献できたのではないかと思います。今日の結果は明日には県から発表があるみたいなのでどれくらい効果があったのか興味深いですね。

ただ、重要なのはこの節電が「持続して」可能かどうかということ。いくら今回のトライアルで良い結果が得られても本番の夏にそれを毎日続けられなければあまり意味はありません。今日みたいな春の暖かい日はそれほど意識しなくても照明や暖房の電力は抑えられていたはずですしね。しかし逆に言えば持続可能な節電方法ができれば今回のような非常事態じゃなくても電力需要は抑えられるわけで、原発止めても電力まかなえる可能性があるということです。トライアルの結果を踏まえて各事業所や家庭でも持続可能な節電を考えるといいですね。

ピークカット15%大作戦、第2回トライアルは4月27日(水)の18~20時に実施されます。

太陽光発電の課題

ここ数日の新潟市はとてもいい天気が続いていて、屋根の上のソーラーパネルはいい時には自給率60%以上をマークするくらいにいい具合に発電してくれています。

で、地震が起きて計画停電の話が出てから会う人に
「D-Styleさんトコは停電になっても太陽光発電あるからいいよねー」
とよく言われます。

これ、あながちハズレてもいないんですが正解ではありません。

太陽光発電システムはソーラーパネルとセットでパワーコンディショナー(パワコン)というものが必要で、これは太陽光で発電された直流の電気を交流に変換して家庭で使えるようにする装置なのですが、パワコン自体は普通に外からの電気で動いているので、つまり停電になるとパワコンが動かず発電した電気を変換することができないんですね。
一応、停電時に備えてパワコン側面にはコンセントが付いていて自立運転することで太陽光を非常用電源として使える機能もあるにはありますが、この場合は当然日射量に応じた量しか電気が使えませんので夜間はもちろん日中でも太陽が雲で遮られればアウト。しかも発電している時でも発電量は刻々と変化しますから例えば扇風機とかラジオとか単純にON-OFFで動くようなものはOKでもパソコンみたいに常に一定以上の電気が必要なものは使えません。
つまり、それほど万能ではないってことですな。

これの一番の問題は蓄電できないこと。
蓄電池を組み合わせたシステムもないことはないけれどコスト面でまだまだ一般的ではないし、オバマ大統領のグリーン・ニューディール政策で話題になったスマートグリッド(次世代送電網)では電気自動車を蓄電池の代わりに使うという方法も考えられているけど実現にはまだハードルが高い。

しかし安くて高効率の家庭用蓄電器の開発や代替エネルギーの普及などが進めば太陽光や風力、地熱などの自然エネルギーをうまく組み合わせて原子力や火力による発電の比率を下げていくこと(希望としては全廃)は不可能じゃないですよね?

また、今回の福島第一原発の事故でもわかるように大規模発電システムの一極集中はそこがダメージを受けると途端に電力不足に陥るリスクを抱えてますが、小規模な発電・蓄電を分散させることでトラブルによるリスク回避もできるし電力の地産地消も可能。福島から関東への送電で膨大なロスを生むより遥かに効率的です。

技術やコストなど越えなければならないハードルは多いけど、原子力発電なんてとんでもないバケモノを作り出すことができたんですからできないことはないと信じたいものです。

ピークカット15%大作戦

新潟県:「ピークカット15%大作戦」を実施し、その第一弾としてトライアルを行います

新潟県より上記のお知らせがありました。

震災発生から今のところ東北電力管内では計画停電は実施されていませんが、これから電力需要の上がるであろう夏に向けてできるだけ計画停電を避けるための節電検証です。

つまり現在関東圏で展開されているヤシマ作戦の新潟版、それの予行演習ということですね。

予定では第1回が4月13日(水)の午後5時~7時、第2回が4月27日(水)の午後6時~午後8時にそれぞれ実施されます。

恐らく県や市、東北電力から既に大口契約の事業所などには協力依頼が行ってるかと思いますが、企業や店舗だけではなく我々新潟県民一人一人の協力が必要不可欠。ピークカットと言うだけあって正に夕方の電力需要ピークの時間帯ですから大幅な節電は難しいかもしれません。しかしこれを乗り越えなければ計画停電は不可避なわけですから是非みんなで協力しましょう。

そして忘れちゃいなけいのは重要なのはこのトライアルの結果ではなくて、この節電が継続して行うことができるかどうかということ。エアコンなしでも過ごせる4月と去年のような猛暑の夏場では電力需要は大きく異なりますし、今後被災地でも電気の使えるところが増えていくでしょうから、4月のトライアルで良い結果が得られたとしても安心することはできません。

まだまだ苦労が続くであろう被災地の電力を支えるのはヤシマ作戦遂行中の関東ではなく東北電力管内の我々なのですから。

エコポイント延長

昨日の記事でも書いた通りエコカー補助金は7日で終了したわけですが、対して家電エコポイントは12月末までだった期間が来年3月まで延長されるみたいですね。

はい、ウチはまだアナログテレビのままです。
はい、もちろんブラウン管です。

来年の7月までまだ余裕あるし、その間にどんどん新製品が出るし、値段もどんどん下がるし、別に3DとかLEDとか興味ないし、普通に見れればそれで充分なんで、焦って買う必要ないよな~なんて考えのまま今に至り、どーせ買わなきゃいけないならエコポイントもらえるうちかなとも思いますが、延長になったならその気持ちもまたダラダラと延長になりそうです。

ところがよく聞けば延長の対象となるのは「5つ星」の製品のみで、現在対象となっている「4つ星」は対象外なんですってねぇ。つまり4つ星の製品にエコポイントがつくのは結局12月末までってこと。4つ星と5つ星の何が違うのかよくわかんないですけど、たぶん5つ星の製品は比較的ハイクラスなんでしょうね。と言うことは見れればいいくらいの安いテレビで考えてるウチは12月中に買わないといけないことになります。うーん、今のブラウン管だって全然問題なく見れるのになぁ。見れるテレビを買い変えるのってなんだか虚しい。誰ですか、地デジなんて考えたの。どうせ未だに地デジ対応してないのはプアマンズが大半なんだから、エコポイントを延長するより景気が回復するまでアナログ放送を延長してくださいな。

生垣

幹線道路に面した我が家は並行する歩道と家の境界に特になにもせずオープンにしていたのですが、以前より歩道からウチの庭を通り道にする人が後を絶たず、時にはわざわざ歩道から自転車を降ろして通っていく子どもまでいて、まぁ別に何かイタズラするとかそういうことはないので構わないと言えば構わないんですけど、たまにゴミを投げ捨てていく人もいたりするので何かやった方がいいかなと検討していました。

方法としてはフェンスか生垣のどちらかになるんですけど、劣化してみすぼらしくなっていくフェンスよりも自然の緑が楽しめる生垣の方がいいかなぁと調査を開始。何件かで見積りを取ると木の種類によって値段はまちまち。参考に合わせてフェンスの見積りもしてもらいましたが、フェンスも種類によってピンキリ。場合によってはフェンスの方が全然安かったりもしたので予算もないことだし安いフェンスじゃないとムリかなぁと思ってたらあるお店で生垣の助成制度を知りました。

新潟市では緑化を勧めるために新規で生垣を設置する際に助成金制度を設けていて、同時にブロック塀の撤去も助成対象にしています。助成額は生垣設置・ブロック塀撤去それぞれに対し1mあたり3000円、1件につき90000円が上限。ウチの場合は歩道と面している長さが15mありましたので全面に生垣を植えると3000円×15mで45000円の助成が受けられます。もちろん助成額だけで工事全額はムリですけど、これだけの金額を補助してもらえるならフェンスより元々やりたかった生垣にするしかないって感じです。

ただし助成を受けるには、樹木の高さが1.2m以上とか、1mあたり2本以上植えるとか、対象となる道路に3m以上面していてその部分のみとか、色々と条件があります。また、助成を受けるには工事の前に役所で申請手続きをして審査・現地調査をしてもらう必要があるので、知らずに生垣設置しちゃうと後からでは助成を受けることができません。こんな助成制度があるなんてお店で聞かなかったら知らないままでしたし、最初に聞いた店ではそんなの教えてくれなかったので、やる前に知って良かったです。ちなみに後で調べたら新潟市以外でも同様の助成制度を設けている市町村があるようなので、これから生垣設置を考えている方はお住いの役所の窓口かホームページで調べてみるといいと思います。

 

で、助成の申請もして認可も下りて、本日が生垣設置の工事日でした。


まずは生垣設置前。
近所の子どもの通り道です。


トラックに大量に積まれた木。
ちなみに木の種類はキンメツゲにしました。


どんどん植えられていきます。


そして半日ほどで工事完了。
歩道とは完全にクローズドになりました。


歩道側から見た図。
樹木の高さは歩道から1.2mじゃなくても地から1.2mあればOKだそうで、元々目隠しより歩道との遮断が目的なので伸びても適度に刈り込んで高さはこれくらいをキープしようと思います。

あとは工事完了を役所に連絡して再度現地確認をしてもらえば助成金が支給されます。

これでCo2削減にも多少は貢献できるかな?