NAUSICAÄ

本日の金曜ロードショーは「風の谷のナウシカ」

制作・公開は1984年。

私がまだ14歳の少年の頃。

見た当時は・・・・子供ながらにその世界観に圧倒された記憶があります。

それから28年。

あの頃とは年も違うし受け止め方も違う。

でも、一番大きく違うのは正に今この日本が腐海に飲まれていくかのごとくあること。

いや、瘴気ならマスクで防げるし、胞子なら燃やしてなくすことができるが、我々が直面しているものはマスクも火も効かない。

1000年の眠りから復活させられた巨神兵は、再稼働させられようとしている原発と重なる。

甦らせてはいけない。

宮崎駿は27年後のこの世界を予見していたのか。

 

なんか、色々考えさせられます。

 

ちなみに当時、このシングルレコード買いました(笑)

チェルノブイリ事故から26年

今日、4月26日であのチェルノブイリ事故から26年。

ウクライナやベラルーシでは26年経った今でも事故による放射能汚染が原因の健康被害が起こっていると聞きます。

廃炉するにもまだこの先ウン十年かかると言われているとか。

 

26年前のあの頃、まだ子供だった私は見聞きはしていても完全に遠い世界の出来事だと思っていました。

 

しかし、1年前に日本は当事国になってしまいました。

1年経ってもチェルノブイリから何も学ぼうとしない日本。

ウクライナ・ベラルーシで起きている現実を見ようとしない日本。

先日はチェルノブイリ原発周辺の1千平方キロを「永遠に立ち入り制限する」というニュースもありました。

日本はどう?

 

きっと今日のニュースは小沢氏の裁判一色なんでしょうね。

 

セシウム気化せず、拡散させず

ガレキの処理は相変わらずモメてますが、こんなのを見つけました。

以下、引用です。


震災がれき処理 現地で減量の新装置開発|つなごう医療 中日メディカルサイト

セシウム気化せず、拡散させず

東日本大震災で発生した木材などのがれきを炭にする装置を金沢市の企業が開発した。がれきが山積みの現場にトラックで運んで設置できるのが特徴。7〜8時間で1トンを処理し、重さは4分の1、体積は2分の1以下に。煙を出さず、電気や化石燃料も使わない。広域処理が難航する中、技術で復興を後押しする。(押川恵理子)
農業や環境関連の装置を手掛ける明和工業が開発した。岩手、宮城、福島3県の沿岸で発生したがれきは推計2252万トンに上るが、再利用や処理をしたのは6・3%。同社には被災地で処理を請け負う企業から問い合わせが相次ぐ。
装置は列車の貨物コンテナを再利用し、大きさは幅2.4メートル、奥行き3.7メートル、排気用の煙突を含めた高さは5メートル。鉄骨やコンクリートを取り除いた木材中心のがれきをまきで燃やし、発生したガスの熱で炭にしていく。まきにもがれきを使う。価格は1台960万円。
同社によると、懸念される放射能汚染も、放射性セシウムの沸点より低い400度以下の温度で燃焼するため、セシウムは気化せず炭に閉じ込められ、炭を適正に管理すれば拡散しない。炭化は焼却に比べて二酸化炭素(CO2)の排出量が半分以下に抑えられ、メタンガスも発生しない。
震災直後から開発に着手し、中心となった技術者の芳賀聖さん(32)は仙台市出身。がれきが積まれ景色が一変した故郷の復興を願い、改良を重ねてきた。
明和工業は金沢市を通じて岩手県大槌町にまきストーブ6台を提供。今回も第1号を被災自治体に贈ることを検討している。北野滋社長(61)は「被災地で分散してがれきの処理を進められる。雇用も生まれる」と話す。


ポイントはセシウム沸点より低い温度で燃焼させ、セシウムを含んだまま炭化させてガレキの体積・重量を減らすことができること。現状で行われているガレキ処理では普通の焼却施設で燃やされているため気化したセシウムが飛び散り二次被曝を引き起こすことが問題となっていますが、この装置ならセシウムを閉じ込めることができるので、放射性物質と取り除くではなく回収すると言う意味でむしろ除染装置と言ってもいいかもしれません(もちろん炭化させた炭を厳重に管理できれば、の話ですが)。あとは処理時間や体積減少率、セシウム以外の放射性物質がどうなのかなど課題がないわけではないものの、安易にガレキを燃やして放射性物質を拡散させるより、はるかに安全にガレキ処理を進められ、これを被災地で製造や処理を行なえば復興の足がかりにもなるのではないかと思います。

いつまでも遅々として進まない広域処理のPRに莫大な税金を使うくらいなら、こういう方法に資金を投入する大胆な決断があってもいいように感じます。

大飯原発再稼働

北のミサイルが失敗に終わってホッとしたと思ったら、今度は「大飯原発の再稼働は妥当と判断」なんてニュースが出てきやがった。

は?何言ってんの?

ミサイル発射に対しても何もできなかった政府が何を妥当だって?

「大飯原発の再稼働を打倒」の間違いじゃね?

福島第一原発事故だってまだ何も収束してないし、汚染地域に住む人に対しても何もできていないし、ついさっきまで4号機燃料プールの冷却が止まってたりして、そんな状況で安全性もヘッタクレもあったもんじゃないっしょ。

あれだけの事故を経験したら「原発は危険だからやめよう」って思うのが普通。

なのに民主党政権は1年経ってもまだ戯言をぬかしてる。

北のミサイルより自国内の核爆弾の方がよっぽど危険だっちゅーの。

そして核爆弾を「安全です」とか言っちゃう政府はもっと危険。

もうこれは暴動レベルですよ。

全ての原発はすみやかに廃炉にすべき。

大飯原発の再稼働には絶対反対です。

西の空気

先日行ってきた大阪旅行。特にだれかとそれについて話したとか、何かを見たとかいうことは全然なくて、肌で感じたと言うか直感みたいなものなんですが、関西の空気感は東とはちょっと違うなってのを感じました。

旅行のお共に持っていったガイガーカウンター。持っていったのは行く先に高線量な地域があるかもということではなく、逆に東に比べてどれだけ低いのかってのを目で確認してみたかったから。私の使ってるガイガーカウンターは低線量だと実際より若干高く値を示すという話もあるためここでは具体的な数値を出しませんが、東日本でも比較的汚染が軽度である新潟に比べても関西はその半分、またはそれ以下。帰りに寄った高速のSAでは0.00(つまりND)というところも。ゼロではなかった地域の線量が自然放射線なのか福島由来なのかは特定できないにしても、ここまで低ければあとは食べ物などに気をつけていれば生活する上でほとんど心配しなくていいレベルではないかと感じました。

そして・・・・目で見たガイガーカウンターの数値と肌で感じる(そうなのか実際わかんないんですけど^^;)空気だけでもこんなに気持ちが違うものなのかというのも自分としてはちょっと驚き。外で思いっきり深呼吸したり、公園の芝生に寝転んだり、草木に触れたり、野山を駆け回ったり、雨に濡れたり、東日本では時に躊躇してしまうそんな日常の何気ない行動もこっちなら躊躇わずにできる、1年前までは普通にあった子どもが育つに必要な環境がこっちにはある、そんな風に思いました。旦那さんを残しての母子避難であれば距離的に近い新潟や山形という選択はベター、でも一家全員で避難又は移住するならできるだけ西の方がいいでしょう。精神的ストレスが圧倒的に低いですもん。

そう考えると、やはり西日本はなんとしても汚染の拡大は阻止しなければならないでしょう。ガレキについては含まれる放射性物質の量とか焼却施設でどれだけ除去できるのかとか色々論議がありますけど、多少でも可能性があるならそれはやめるべきだと思うし、もし広域処理するにしても東日本に限定すべき。ガレキよりも東から避難してくる人を安心して暮らせる環境で迎え入れる方が西にとって重要なことではないでしょうか。食品についても東のものを西に持っていくよりは西は東の食糧庫という位置付けで、汚染の無い食品の安定供給こそが西ができる東への最大の支援ではないかと思います。