ラクトアイス

毎日毎日暑い日が続いております。

暑くなってくると食べたくなるのがアイス。
昔から私を知ってる方ならご存知の方も多いかと思いますが、私はアイスが大好きでございます。
イベントに行くと立ち寄ったコンビニで必ずアイス食ってます。それも氷菓より圧倒的にラクトアイスが好き。
子供の頃の夢がプロ野球選手になるでもパイロットになるでもなく
「レディボーデンを一人で全部食う!」
だったというくらい好きなんです。

しかし、以前にちだいさんが「爽」と「スーパーカップ」のセシウム検査をしてくれて、その結果を見た今となっては昔がウソのようにラクトアイスを避けてます。

チダイズム
ロッテ「爽」のセシウム明治「エッセルスーパーカップ」のセシウム

「爽」で0.6557Bq/kg、「スーパーカップ」で3.426Bq/kg。

こんなん書くとまた
「基準値以下じゃん!」
「毎日アイス食わねーし!」
「アイス1kgも食うよかよ!」
なんて声が聞こえてきそうですが、微量でも出たものは出たわけで、知った以上は少なくとも子供に積極的に与えようとは思いません。
ま、前に牛乳に関して書いたように以前からラクトアイスも含めて乳製品全般は疑ってかかって基本的に避けるようにはしてましたけどね。しかもメーカー自体に信頼まるでないし。

ところで氷菓はどうなんでしょうねぇ。水が汚染されてたらアウトだよなぁ。

 

※追記

食品について気になる方は↓も参考にどうぞ。
〈観てね!〉食べ物の放射線量・測定結果・その1
〈観てね!〉食べ物の放射線量・測定結果・その2

紫陽花革命

総理官邸前に4万5000人(主催者発表)もの人々が集まった昨夜の大飯原発再稼働反対デモ、誰がつけたのか「紫陽花革命」なんて呼ばれていたそうです。

集まった人々は組織的な方よりも個人で参加された方がほとんどだったとのことで、まさしく小さな花が集まって大きく咲くアジサイのよう。ステキなネーミングです。

私はUSTREEMでデモの中継を見ていましたが、デモ終了の8時近くには視聴者数が1万人を超え、累計でも7万人を超えていました。ニコニコ動画の方でもリアルタイムか累積かわかりませんが2万人以上視聴していたという話も聞き、twitter上でもすざまじい勢いでデモを応援するツイートが流れ、著名人・芸能人・政治家などの方々も多く集まり、非常に大きな、そして力強いムーブメントを感じました。先週の1万人強から4倍ほどに膨れ上がったデモ人数。来週には10万人超えも確実との声も聞かれます。人数については実際より多めに発表されているなんて話も出てたりしますが、正確な人数はこの際あまり問題じゃありません。重要なのは、これだけ多くの人が、しかもほとんどが自主的にアクションを起こし、大飯原発の再稼働に「No」を突き付けているという事実です。

しかし、デモが行われている正にその時、声が届いていたはずの総理官邸内では大飯原発再稼働による節電目標の緩和について話し合われており、野田総理はデモの声など聴く耳持たず。会合を終えた枝野や細野はテレビ朝日の記者にデモについて問われても無視。マスコミもテレビでは唯一マトモに報じた報道ステーション以外はデモが行われたことにすら触れずにほぼスルー。ネットを見ない人はデモのことなど知る由もないでしょう。

そこまでしてNoの声を殺したいのでしょうか。

でも、昨日の紫陽花革命を見ていて感じました。もう力技で国民の声を押し殺すなどムリだということを。この波はもう止まらない。国民の未来は国民が決める、そんな日本がもうすぐやってくる。そんな一筋の光が見えてきたように思います。

 

先月はまだ小さかった庭のアジサイも徐々に花を咲かせてきました。

一人一人の小さな声と共に、大きな花となることを願います。

瓦礫焼却はするべきではない

震災がれき処理表明 北九州市、西日本初 市長「市民の総意」強調

東日本大震災で発生した宮城県石巻市のがれきについて、北九州市の北橋健治市長は20日、6月議会の最終本会議で「北九州独自の処理方法で、震災廃棄物を安全に確実に処理できる」と述べ、受け入れを正式表明した。震災がれきの広域処理は、西日本の自治体で初めて。市は8月から本焼却を始める方針だ。2014年3月を期限に、木くずを中心とした可燃物を年間最大3万9500トン、合計で6万~7万トン受け入れる。風評被害に対応するため、関係部局を横断して45人態勢で「風評被害防止対策室」を21日、新設する。

137の傍聴席が満席となった中、北橋市長は議会の最後に発言を求め、「私としては受け入れるべきだという判断に至った」と表明。理由として(1)広域処理の必要性(2)安全性(3)風評被害への国の対応-が確認できたことを挙げ、放射性物質については「試験焼却の結果、安全性に全く問題はない」と断言した。

傍聴席から「反対」の怒号と拍手が交錯する中、北橋市長は「街の復興のためがれきを撤去してほしいという石巻市民の切なる願いに応じる努力をするのは当然。安全なら受け入れるべきだというのが市民の総意だ」と強調。今後は「放射性物質を国よりはるかに小さい目標で管理し、市民にさまざまな機会で説明していく」と述べた。

市は7月に臨時議会を開き、処理費用などの補正予算を編成する。支出した金額は、後から宮城県に負担してもらう。

 

北九州市は住民説明会で反対派を締めだしたことはtwitter上で拡散されている。
つまり「市民の総意」というのは賛成派のみの総意であって反対派の意見は無視されている。
これを市民の総意と言う北橋市長は自ら敷いたレールに沿って形だけの手続きをし、市民の声など無関係に瓦礫焼却を進めている。

北九州市より先行して瓦礫焼却を行っている静岡県島田市ではたった10tの試験焼却で焼却施設近くの小学校の校庭で1970Bq/kgもの汚染が確認されている。
国は放射性物質はバグフィルターで99%以上除去できるとしていたが、島田市の試験焼却では6割しか除去できず、残り4割が行方不明だと島田市も認めている。
つまり、小学校の1970Bq/kgは大気に放出されたその4割の一部だと推測される。
その後、小学校の除染が行われたかどうかの確認はできていないが、この現状を把握しながら島田市は瓦礫受け入れを撤回していない。

5月に反対派を警察を動員して強制排除して行った試験焼却では、わずかではあるものの九州のみならず中国・四国地方でも線量の上昇が見られた。
試験焼却だけでこれだけ広範囲で線量が上がるのであれば、本格焼却になれば島田市と同じように周辺地域は相当な汚染が広がることは想像に難しくない。
そして一度拡散された放射性物質の除染が困難であることは東日本を見れば言うまでもない。
風評被害どころか、実害が出るのである。

 

「復興のため」と瓦礫を燃やして地元住民を被曝させるのが「絆」ですか?

再稼働決定の裏側で

昨日、首相官邸前に1万1000人もの人が集まり、大飯原発再稼働反対の声を上げました。

これを日本のメディアは黙殺しました。上の動画はCNNのものです。

海外では報じられるのに日本国民には知らされない。

恐らく大半の方はこんなデモがあったことなんて知らないでしょう。

そして政府はこの声を無視して大飯原発再稼働を正式決定しました。

野田首相も枝野経産相も「一定の理解が得られた」と連呼していますが、「一定の理解以上の反対」があることはスルーしています。夏季限定という譲歩案すらもシカトしました。

大飯原発の安全性についても「暫定」としていますが、免震重要棟もベント装置も設置されておらず、防波堤も未完成のまま。大飯原発までは1本の細い道で繋がれているだけで、原子炉のすぐ裏手の法面は大地震なら崩落は免れず、事故対策の面ではむしろ福島第一原発よりも脆弱。しかも福井県には大飯以外にも数多くの原発や高速増殖炉・もんじゅがあり、安全性は暫定どころか100%でも不安なくらいのレベルです。

そして万が一放射性物質が漏れる事故が起きれば3.11以上の規模で汚染が広がるのです。

民意や安全性を無視して、本来、国民の生命・財産を守るリーダーであるべき総理大臣が再稼働を決めるなんて、この国は本当に民主主義国家なのでしょうか。

それでもまだ「一定の理解」と言うなら国民に信を問うべきです。

阿賀野川の汚染

先日放送されたETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているのか」では阿賀野川および阿武隈川の汚染状況が報告されました。

内容的にはある程度予測していたことを再確認できたという感じで、やはり阿賀野川は汚染が進んでおり、河口でも川底の泥から590ベクレル/kgが検出されています。

ETVが調査を行ったのはまだ雪の残る季節でしたから、雪解け水が流れてくる今時期に再度調査すると数値は変わってるかもしれません。また、調査でわかったように同じ河口でも対岸では極めて低い値が出るなど、汚染は均一ではありません。

ただ、今回のETVではセシウムについては細かくやってるのに他の核種については何も触れなかったことがやや気になりました。セシウムが泥に付着しやすいのに対してストロンチウムは水に溶けやすいと聞いていますので、阿賀野川でこれだけセシウム汚染があるということはストロンチウムについてもある程度の汚染があるのではないかと予測されますが、ストロンチウムはβ線核種で測定が難しく、水道局でもヨウ素とセシウムについては測定結果を公表していますがストロンチウムに関してはスルーです。

以前、「子どもたちを放射能から守る会@新潟」さんが有志による自主検査を行ったところ、阿賀野川水系水道水からはストロンチウムは検出限界以下(ND)でした(検出下限地はo.o3ベクレル/kg)。
阿賀野川水系水道水ストロンチウム検査結果|子どもたちを放射能から守りたいー新潟

現時点では飲用しても問題ないレベルということでしょうか。でも上流ではわかりませんね。また取水場所によっても変わるでしょう。信濃川も心配です。阿賀野川・阿武隈川と同様に事故による放射能プルームが高レベルで降下した地域の支流はできるだけ多くのサンプル調査を行って結果を公表していただけると安心につながるのではないかと思います。