バンダジェフスキー博士来県

お名前ご存知の方も多いバンダジェフスキー博士の講演が新潟で開催されます。

以下、Facebook「福島第一原発を考えます」管理人様の投稿より引用です。


7/11(木) 新潟講演(福島避難者無料招待)
7/12(金)夜 福岡講演
7/13(土) 岡山講演
7/14(日) 京都 専門家&医師向けセミナー
7/15(月・祝)京都講演
7/17(水)夜 徳島講演
7/20(土)東京講演
7/21(日)東京 専門家&医師向けセミナー
申し込み方法など詳細は木下ブログへ
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927

ユーリー・バンダジェフスキー博士が、1年4ヶ月ぶりに、来月、再度、来日して、日本の皆さんの前で話したいということです。

博士は、チェルノブイリ被曝の影響もあって、体調が、完調ではない中で、日本の被曝に関して進行する状況を踏まえて、さらに本質的な話をしたいために、来日を決意されました。

「私の今回の日本講演は、去年の講演と同じく最善のものになると思っている。」バンダジェフスキー博士はそう話しています。

今回は、開催は、西日本に軸足を置いた形でおこないます。東京と京都をのぞいて、他の4県では、バンダジェフスキー博士は、はじめて話をされることとなります。九州・四国には初上陸です。

また、前回、東京は一般公演が平日開催しかなく、土日にバンダジェフスキー博士の講演が、ようやく汚染地の首都・東京で開催することになります。 また関西でも、前回は平日の開催しかありませんでした。今回の京都開催は、月曜日の開催ではありますが、祝日でありますから、より多くの皆さんが講演を聞きに来ていただけると思います。

専門家&医師向けセミナーは、東京と京都で、おこないます。一人でも多くの医師が、この事態に立ち向かってくれるのかどうか。前回のテキストをリニューアルして、追加情報も踏まえて、バンダジェフスキー博士は、話をされるつもりでいます。

1人でも多くの皆さんが、今の日本の現実を認識し、新たな道に進むためにも、バンダジェフスキー博士の講演やセミナーに参加されることを期待します。


 

バンダジェフスキー博士の講演が新潟で聞けるのは最初で最後かもしれません。

定員がありますのでご希望の方は早めにお申し込みください。

福島からの避難者の方は無料となります。

 

オオカミ少年

ちょっと前に、あるコンサルタントを名乗る方の記事で、

「原発は危険だ危険だと言い続けて来た人にとっては、原発事故で健康被害が起きてもらわないと自分が嘘をついたことになるので都合が悪いため、明るいニュースを喜ばない」

なんてことが書かれていました。

いつもウソばかりついてるオオカミ少年はやがて実際の悲劇を望むようになる、ということなんだそうです。

 

どうなんでしょ、これ。

私はすごーく違和感を持ちました。

 

いや、中にはそういう人もいるかもしれない。

考え方は人それぞれなんで、自分と違う価値観に対して「それはおかしい」ってことは言いません。

でも、原発や被曝に対して危惧してる人をオオカミ少年と一括りにするのには「おいおい、ちょっと待てよ」となります。

 

2年前の原発事故によって何が起こるのか、私にはわかりません。

既に起こってるそれが原因と疑われる事案も実際にそれか原因かどうかの立証もできない。

安全か危険かわからないから、少なくとも安全か危険かがわかるまでは極力避ける。

それが私の今のスタンス。

 

実際のところ、チェルノブイリの例を見れば何も起きないわけがないと思ってるので、このコンサルさんに言わせれば私もオオカミ少年の一人ということにはなるんでしょう。

でも、だからと言って「この先たくさんの人が被曝で健康を害すればいい」なんて1μSvも思いません。

私だけでなく、被曝による影響を恐れている人のほとんどはそうだと思います。

かつて、新潟市での震災瓦礫受入問題が起きた時に多くのお父さん・お母さん方、福島や山形、関東から避難してきた方の声を聞きましたが、誰一人そんなこと考えてる人はいませんでした。特に避難されてきた方は被曝によると思われる子どもたちに起きた健康被害を涙ながらに語り、自分の子どもと同じようなことが起きてほしくない、避難した先で同じ過ちが起きてほしくない、そう願っていたと思います。

 

誰も悲劇なんて望んでない。

悲劇が起こる可能性があるから、一人でも多くの方がその悲劇に見舞われないことを望んでいるんです。

だから無用な被曝は避けるべきだと声を上げる。

たとえオオカミ少年と呼ばれようとも。

 

事故から5年経っても10年経ってもなーんの健康被害も起きなかったら私は素直に謝りますよ。

「あの時大騒ぎしてすみませんでした」と。

謝りたくないから何か起これなんてもちろん思いません。

何も起きなかったらこれほど喜ばしいことはないですもん。

 

最近はこのブログでも放射能絡みの記事を書くことが少なくなりました。

正直、かなり諦めモードに入っちゃってるんですよね。

今日で震災から2年3ヶ月。

この27ヶ月をどのように過ごしたかによって、もうこの先の運命は決まっちゃってるんじゃないか、今さら被曝防御や避難をしたって無意味じゃないか、叩かれてまで声を上げたって無駄じゃないか、そんなことを思うことが度々あります。

前にも「いくら言っても変わらない人は変わらないんだからブログで書くのやめたら」みたいなことを言われたこともありました。

言われるまでもなく、そんなこと自分でもわかっちゃいたんです、ずいぶん前から。

さして読む人もいないブログで何か変えられるのかって言われりゃ変わらないですよ、そんなもん。

じゃあどうして書いてたかって、私の力じゃ万単位の人を動かすことはできないにしても、私に近い人たちのうちの一人だけでもちょっと食べ物に気をつけるとか、行く先を考えるとか、もしかしたらそれくらいのことはできるかも・・・って。

ま、結果的に一人でもちょっと気をつけるようになったってことすらできてなかったみたいですけど。

あとは祈るくらいしかできない。

 

この先、何も起きないことを願います。

 

汚染中古車

さてさて、新たに私のアシとなったLogo。

購入の決め手は金額が一番大きかったというのは確かにそうなんですが、その他にもなぜジムニーじゃダメだったのかって点も含めて次のアシ候補には色々条件があったりしまして、まぁそれらを無難にクリアしたって点も大きいのです。

で、も一つ大事なポイントとしては「汚染されてる可能性が極めて低い」こと。

福島第一原発事故後、高濃度に汚染された中古車が出回っていたのは聞いたことある方も多いかと思います。福島ナンバーだと売れないから一旦県外で登録してまた転売してたとか、海外に輸出された汚染された中古車が現地で返されたって話もずいぶんありました。

そんなこともあるので中古車探す時はおのずと新潟県内、見に行くことを考えると県外でも隣県までがせいぜいなんですが、その程度だとどうしても候補が限られる。ネット検索だと日本全国から探せますが「おっ」と思うのが場所を見ると「あぁ・・・」ってケースも少なくありません。

そこにたまたま引っかかったのが今回のLogo。

ワンオーナーで新車から新潟県内。あの走行距離なら原発事故後に頻繁に高線量地に行ってた可能性はかなり低いし、年式の割にあの外装のコンディションの良さは確実にシャッター付の車庫保管で、風雨にさらされてもいないはず。前の所有者が高齢のおじいちゃんでさっぱり乗ってなかったみたいなので、この2年間ではほとんど車庫の中にいたと思われ、総合的に考えて汚染されてる可能性はほぼないと考えられます。

実際、あちこちガイガー当ててもガイガーではさっぱり反応出ません。まぁ、まったくのゼロとまでは言いませんけど、頻繁ではないにしても子どもも乗せるクルマなので、私としてはやっぱり気にせずにはいられません。

結果、不人気だけど安心できるLogoを選びました。

 

余談ですが、まだLogoを見つける前の軽をメインに探していた頃に、走行距離もさほど多くない割に価格が手頃な中古があったので見に行ったことがありました。お店の方にキーを借りて外から中からいろいろチェックし、最後にエンジンルームを開けてエアクリーナーボックスにガイガーを当てたところ、バックグラウンドで0.06~0.08μSv/hだった数値が0.20~0.25μSv/hまで上昇。エアクリから離すとすぐに数値は下がるので汚染源がそこであることはほぼ確実。まだ外されていなかったナンバープレートは関東の某市ナンバーでした。中古車屋さんではよくあるオークション仕入れだったんですね。お店の方はガイガー片手にクルマをチェックする私を不思議そうに見てましたよ(笑)。そして「今は汚染されてるクルマはオークションには出ないから心配ないですよ」とも言ってました。まぁガイガーがピーピー鳴るほどに汚染されたクルマはチェックされてるでしょうけど、放射性物質が溜まりやすい箇所ではこうしてハッキリと数値に表れてきます。結局そのクルマは安いにはワケがあるってコンディションだったので汚染の有無にかかわらずやめました。

0.20μSv/hを高いと思うか低いと思うかは人それぞれ。基準値が8000ベクレルから100ベクレルに下げられて、100ベクレル以下なら安心して食うって人もいれば、10ベクレルでも入ってるのがわかっていたら食べないって人もいるんですから、あとはご自身で判断するしかありません。

 

あ、手放したジムニーもエンジンルームから下廻りまでガイガーチェック済みなんで、低走行で車検もまだまだ長いジムニーはいずれ店頭に並んだらお買い得かもしれませんよ(笑)

 

Slow ballad

今日は清志郎の命日。

 

ロックミュージシャンである彼を反原発のシンボル的に想うのは彼の本意ではないかもしれない。

だれどあの事故以降、

「彼が生きていてくれたら」

「彼ならどんなメッセージを出してくれたことだろう」

と、何度思ったことか。

 

そして、

今も昔も、

彼ほど破天荒に、そして愛に溢れて反核を叫んだ人物を私は知らない。

 

彼の意思を継ぐ者たちよ。

忘れてはならない。

彼の伝えてきたメッセージを。

 

私たちは生きている。

 

愛し合ってるかい?

 

 

チェルノブイリ事故から27年

今日でチェルノブイリ原発事故から27年。

去年の同じ日にも同じ事書いていて、そこで「1年経ってもチェルノブイリから何も学ぼうとしない日本」とありますが、あれからまた1年経ってもこの国の人たちはまだ何も学んでいません。

また1年後も同じことを思うのでしょうか。

それとも今より少しは気付く人も増えているのでしょうか。

それとも・・・・・。

 

去年のGW明け、親戚が一人亡くなりました。

酒の飲めない私に代わってよく父の酒の相手をしてくれた従兄です。

単身赴任中で、帰省していたGW最後の日に赴任先へ戻ったその夜、「今戻ったよ」と家族に電話でいつもと変わらない元気な声を届けた後に、誰にも看取られることなく亡くなりました。

まだ50代前半。

心筋梗塞による突然死でした。

赴任先のアパートで、毎朝顔を合わせる近所の方がいつものように起きてこないのを不審に思い、大家さんに連絡して部屋に入った時には布団に入ったまま冷たくなっていたそうです。

それほど頻繁に会っていたわけではありませんが、特に健康状態が悪いということもなかったと思います。酒はかなり飲むし、タバコも吸うし、どちらかと言えば不健康寄りだったかもしれません。ただ、単身赴任ということもあって、食事の管理ができていなかった点が私は気になっています。

もちろん原因がそれと断定する材料はありません。あくまでも私の感じた印象です。Twitterで毎日のように流れてくる突然死の話に感化されてる面もあるでしょう。

 

例えば汚染された地域に1回2回行ったくらいですぐに健康に影響が出るとはさすがに私も思ってはいません。

それよりも、そういう地域へ行くことに対して躊躇しないという意識の方が危険ではないかと思ってます。

躊躇しない人は、呼吸する空気、食べるもの、飲むものなどに対しても同様ではないかと。

残念ながらこの日本で生きていく中で、ゼロベクレル生活というのは事実上不可能。

ならばできるだけ摂取する量を減らすことが必要。

原発事故前と変わらない食生活を送っていれば、従兄のような結末が待ち受けているかもしれない。

 

いえ、それでも気にしないという方はスルーしてください。

考え方は人それぞれです。

何も起きなければそれでいいわけだし、私だって悪い予想を抱きながらもそうならないことを願ってますから。

ただ、事故から27年経って未だに立入制限されているチェルノブイリと、事故からまだ2年なのに帰還させようとする日本では、どちらの方がより深刻かということは気に留めておいた方がいいかもしれません。

 

そうそう。

同じくこんなことをブログで書きまくって死ぬほどdisられてる「ちだい」くんが本を出すそうです。

彼のことを好きでもキライでもそういう感情は抜きにして、客観的な食品の汚染状況を知っておくのは損ではないと思います。