最大震度7・・・・の誤報

緊急地震速報

昨日の夕方の緊急地震速報はビックリしましたね。

上の画像はiPhoneに届いたYahoo防災情報の画面。これでは最大震度が6強になってますが、速報によっては震度7とも出ていたようで、6強でも7でも相当な揺れには違いありません。

ラジオからは例のあの音が出て、iPhoneには速報が届いて、あの瞬間はメチャ焦ったし、一瞬にして脳裏に3.11の時の映像とその後の原発爆発の映像がフラッシュバックしました。

で、速報が届いて88秒経過しても特に揺れは感じず、速報は結果として誤報だったわけですが、今回の誤報についてその精度や予防策などキビシイ突っ込みをしている方もいて、もちろん誤報が連発しては速報としての意味を成さなくなるのでその点は改善をお願いしたいところではあるんですけど、地震が起こるのに速報が来ないよりは誤報でも疑わしきは躊躇なく速報を出すくらいの方が万が一のことを考えればマシではないかなーとも思います。

関西圏にお住いの方や電車が止まっちゃった方々はいい迷惑だったでしょうけど。

あの速報が出た時、ヨメさんは仕事だし、息子は塾に行ってるし、娘は遊びに行ってるしで、家族全員バラバラの状態。速報では新潟は震度3の予測で震度3程度ならたいした被害は出ないとは思いますが、これが万が一関西圏の原発でトラブルが起こったとなれば、西からの風で新潟だって避難しなきゃいけなくなる可能性もあるわけで、こうした時にどう行動すべきかまったくシミュレートできてないのが露呈してしまいました。

3.11の教訓、自分自身も活かしてなかったです。

でも、大地震はこのブログを書いている今この時に起きても不思議ではないんですよね。今回は誤報で何事もありませんでしたが、大飯原発は今も稼働中だし、稼働してない原発でも中には燃料集合体があるわけで、つまり第二の福島第一原発事故はまた起こりうる状況ってこと。もし昨日のが誤報でなく大飯原発にトラブルが起きていたら「どうして大飯を再稼働させたんだぁ~!」と後悔すること必至。そんな日本でまだ原発を続けようだなんて・・・・・やっぱおかしいっしょ。

あの速報が出た時、大飯原発は何らかのアクション起こしてたんですかねぇ。関西電力のHPを見ても特に何のお知らせも出てないし、ホントなら速報が出た時点で稼働してた3・4号機は緊急停止して非常用バックアップ電源の準備や冷却機能のチェックなど、非常時の対応をしているべきなんですが・・・・。

地震や津波の発生は人の力じゃ防ぎようがありません。

でも、最低限原発は止められる。

防ぎようがない自然現象による事故に怯えるくらいなら、地震が起きても津波が襲っても取り返しのつかない原発事故だけは起こさないように止められるもんは止めましょうよ。

じゃあ廃炉!って言ってすぐ明日に完了するもんじゃないんですから・・・・・。

 

原爆は絶対悪

今日は68年目の原爆の日。

平和記念式典で広島市長は

無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり「絶対悪」です。原爆の地獄を知る被爆者は、その「絶対悪」に挑んできています。

と述べました。

広島市/平和宣言

式典に出席した安倍総理は

私たち日本人は、唯一の、戦争被爆国民であります。そのような者として、我々には、確実に、核兵器のない世界を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。

核兵器の惨禍が再現されることのないよう、非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、また、恒久平和の実現に、力を惜しまぬことをお誓いする。

とあいさつしていましたが、その一方で核拡散防止条約(NTP)の核不使用声明には署名をせず、福島第一原発事故が危機的状況であるにもかかわらず世界中に原発を輸出しようとしています。

原爆と原発は違うと言う方もいるでしょうが、一度事故を起こせばあれだけの被害をもたらす原発は、他国の攻撃によって被曝するか自国の事故によって被曝するかの違いだけで本質的には同じものだと思います。

広島・長崎を経験し、福島第一原発事故を経験した日本は世界で一番核の恐ろしさを知っている国。

本来なら核兵器も原発も全て含めて核廃絶を世界に訴えていかなければならないこの国の総理の今日の言葉はまったくの詭弁にしか聞こえません。

まして憲法9条を変えようだなんてもっての外。

Twitterでもツイートしましたが、広島市は核廃絶と逆行する自民党の総裁・安倍総理の式典への出席を拒否するくらいのことはしてもよかったのではないかと思います。

 

核兵器の悲劇も、原発事故の悲劇も、二度と繰り返してはならない。

 

 

もう一人じゃない

たぶんまたそうなるんだろうなぁ~という諦めもある中で、でもなんとか、お願いだから、いやきっと・・・・と願いながら、あーやっぱりという結果に終わった参院選。

結果的に私が望んでいたものとは程遠いけれど、結果は結果。これが今の民意なんだと受け入れます。

でも、

微妙だと思っていた山本太郎の当選は素直にうれしい。

当確が出たときに彼は万歳せずに「もう一人じゃない」と雄叫びを上げた。彼の言う通りここからがスタート。正に棘の道が待ってると思うけど、彼に集まった66万票余りは「もう一人じゃない」ことの表れなのだから、その想いを背に国会で思う存分叫んでほしいし、彼に66万票を託した有権者も彼を支え続けていってほしい。

昨日までメディアにスルーされまくっていた「ミスター放送禁止」の彼が今日はあちこちのテレビに出演しているようで、どこまで喋れるかはこの先も予断を許さないところではあるけど、今のご祝儀出演ラッシュが終わってもメディア露出は積極的に展開していってもらって、ネットだけじゃないテレビ・新聞しか情報源がない方々にも伝わっていくといいですね。

そしてもう一つの台風の目、三宅洋平。

こちらは残念ながら当選は叶わなかったけど、候補者名で17万6970もの票を集めたことはとても大きい。ブラックワタミなんかより全然多いしね。今回は立候補前までに知名度が足りなかったことやこの選挙期間では浸透するのに時間が足りなかったなど準備不足の面もあるでしょう。それでも無名の新人としては驚異的なほど多くの人たちの心を揺り動かしたのは事実だし、山本太郎当選に貢献した功績は計り知れない。結果として負けは負けでも彼だってこれで終わりとは思ってないんだから、今回の大きなうねりを一過性で終わらすのではなく、彼と彼を支える仲間と共にこれからもチャランケしていってほしいと願います。

でね、

山本太郎の当選と、三宅洋介の落ちたけど17万票ってのは、我々の1票が決してムダでも小さいものでもないってことも少なからず示したと思うんだよね。

今回の参院選の投票率が52%くらいっていう低さはそれはそれで問題だし、17万取った三宅洋平が落ちて7万票の自民党候補が当選っていう比例の仕組みもいろいろ問題があって改善していく面は多々あるにしても、この限られた条件の中でもそれ相応の結果が示せたことは大きいし、次につながると思う。

もちろん私もこれで終わったなんて思ってない。今は障子に爪楊枝で小さな穴が開いたくらいかもしれないけど、せっかく開いた穴を塞がれることなくでっかく広げていけるように自分のできることはこれからも続けていきたいと思ってます。

まだマイノリティかもしれないけど、もう一人じゃないよ!!

 

あと・・・・ここからは愚痴だけど、

柏崎刈羽原発の再稼働問題を抱える我が新潟県、福島第一原発事故で一番苦しめられている福島県、ここで自民が勝つってどうなのよ?

自民=再稼働とは限らんかもしれないけど、福島で当選した森まさこは福島県内の原発全機廃炉を訴えてはいたそうだけど、なーんか「あんたらホントにそれでいーの?」とか思っちゃうんですよねぇ。

その点、民意が汲み取られた沖縄はまだ救いがあったのかな・・・・って、沖縄でも2位で落選した自民との差が僅差なんだよね・・・・。

まぁなっちまったもんは仕方がない。自民党にはねじれがなくなった分せめて東北の復興だけでも速やかに進めていただきたいですね。

 

日本を取り戻せ

3.11以降、突き動かされるような強い衝動にかられることが度々あった。

もちろん3.11前にはそういうことがなかったということじゃない。

でも、3.11の前と後ではちょっと質が変わったように思う。

初めて市役所前の抗議行動に加わった時、「行く」と思ったその瞬間まで行こうという気はさほどなかったのが、抑えきれない感情と強い衝動にかられ、ヒマではなかった仕事をほったらかして市役所に向かい、渡された拡声器で声を上げていた。

亀田清掃センターにコンテナが搬入されようとしていたあの日、自由に動ける状態じゃなかったけれど「行って止めなきゃ絶対後悔する」と雨の中みんなと立った。

あの件については市民全体から支持されていたわけではないし、むしろ反対や批判をたくさん受けたし、たぶんその話題を今してもあんまり変わってないと思うし、きっとあの場に関わった多くの人が同じような想いをしたと思う。

だから、声を上げたことも、コンテナを止めたことも、満足感とか達成感とか、そういうのは一切ない。結果として、新潟市は止めたけど三条や長岡では燃やされてしまったわけだし。

 

元々、そういうのあんまり好きじゃなかったんだよね。

政治とか市民運動とか、自分が何かしたところで変わるもんじゃないし、日曜日にわざわざ投票に行くなんてすげーダセぇって思ってたし、サラリーマンだった頃に選挙時期だけ職場の朝礼に顔出してペコペコしてる市議会議員とかすげーカッコ悪りぃって思ってた。

それから結婚して子どもが生まれて守るものができると色んな価値観とか意識とかちょっとずつ変わってきたりして、それで3.11が起きて、多くの人が亡くなって、原発が爆発して、今まで見過ごしてきたいろんなボロが見えてきたりして、助けなきゃいけない人たちが助けてもらえなかったり、バラ撒いちゃいけない毒がバラ撒かれたりして、あんな大変な事が起きたのにまだ人の命より経済とか言っちゃってんだから、さすがにここまできたら何もしないで黙ってるなんてできないじゃん?

 

明日、投票日を迎える参院選。

相変わらずテレビ・新聞じゃさっぱりだけど、ネット上では山本太郎と三宅洋平が台風の目となり、彼らの言葉に多くの人たちが耳を傾け、呼応している。私のTwitterのタイムラインには彼らへのエールで溢れかえっている。

彼らと彼らを囲む人たちを突き動かしているのは何だ。

「今、何かしなきゃ」という強い衝動じゃないのか?

 

本当は昨年の衆院選、この前の都議選でも今回くらいの大きなムーブメントがあって、国の進むべき道が今よりもうちょっと軌道修正されているべきだったんだけど、残念ながらその時は望む結果は得られなかった。

今回はどうか。

正直、山本太郎と三宅洋平が当選するのは微妙だと思ってる。マスコミの事前予想通りという最悪の結果が待ってるような気もする。

でも、諦めたくはないよね。

 

安倍晋三から日本を取り戻せ。

 

明日は投票行きましょう。

 

聴けるもんは聴いておく

バンダジェフスキー

私的には有意義な講演でした。

博士はもっと話したかったようだし、私ももっといろいろ聴きたかったけど、限られた時間では仕方のないこと。

でも、最初で最後かもしれない博士の新潟での講演を聴けたことは良かったと思います。

 

ネットでもリアルでも、いろんな人がいろんな事を言っていて、受け取る側もまた人それぞれで、中には「あの人はキライ」とか「あの人の話は信用できない」とか思うところはあるんでしょうが、特に今回主催したKさんはストレートな物言いでアンチも多い方なんですけど、私的には発信者の人間性とかデータの信憑性とかは個々で判断するとして、最終的に切り捨ててしまう情報であっても先入観でそれをスルーしてしまうのはもったいないんじゃないかなと思っていて、だからなるべく多くの情報を得て、それを自分なりに噛み砕いて、もちろん耳触りのいい情報や都合のいい情報だけをフィルターにかけるのではなく、時には直視したくないような厳しい情報でもまずは受け止め、それでもこっちのキャパがいっぱいで受け止めきれないものも時にはあったりするのだけれど、自分の取るべき対策や行動に活かしていきたいと思ってます。だってKさんが好きかキライかなんて博士の話とまったく関係ないんだし、こういう機会を作れたのはいろんな偶然がもたらしたまたとないチャンスなんだから、聴けるもんは聴いとかなきゃもったいないぢゃん。

奇しくも今日は震災から2年4ヵ月の日。長いようでいて、これからの事を考えればまだまだ短い。

私らが原発事故を経験してたった2年ちょっとであるのに対して博士はもう20年以上もチェルノブイリと向き合ってきた人。

壮絶な地獄と20年も戦ってきた人の言葉の重みは・・・・ねぇ。

講演を聴かれた方々はどのように受け止めたでしょうか。