今日は娘と二人で「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました。
映画館なんて行くの、どれくらいぶりでしょう。
何年か前・・・・って言っても相当前に劇場版クレヨンしんちゃんを見に連れてった以来でしょうか。
あの時、真っ暗い映画館を怖がっていた娘も、今ではでっかいポップコーンを抱えてムシャムシャ食べながら見れるようになっていましたよ。
映画は・・・・なかなかよかったです。
暖かく、優しく、悲しく、切なく、嬉しくもある、「おおかみこども」というファンタジーな設定の中でも、みなさんのご家庭で普通にあるような日常の中で繰り広げられる喜怒哀楽と共鳴するような、子供の頃に抱いていた気持ちと、親になって知った気持ちを感じられるような、そんな映画でした。
小中学生のお子さんをお持ちのお父さん・お母さんは親子で見ると色々と感じるところがあるのではないかと思います。
あ、独身の方でももちろん楽しめますよ。
あとは、自然風景の描画がよかったですね。
ジブリでもよく自然が重要なファクターになる作品がありますが、ああいう豊かな自然を美しく描く美術の仕事や監督の表現能力というのは作品のクオリティに大きな影響を与えますね。花と雪と雨が雪の中を駆け回るシーンなんかは特にいいと感じました。
ただ残念なのは、我々が暮らす今の日本では1年5ヵ月前までは普通にあったああいう自然との戯れが制限されること。フィクションである映画よりもSFチックな世界に住まざるをえないというのはなんとも皮肉で、映画のシーンを見てると非常に羨ましく思えてなりません。