紫陽花革命

総理官邸前に4万5000人(主催者発表)もの人々が集まった昨夜の大飯原発再稼働反対デモ、誰がつけたのか「紫陽花革命」なんて呼ばれていたそうです。

集まった人々は組織的な方よりも個人で参加された方がほとんどだったとのことで、まさしく小さな花が集まって大きく咲くアジサイのよう。ステキなネーミングです。

私はUSTREEMでデモの中継を見ていましたが、デモ終了の8時近くには視聴者数が1万人を超え、累計でも7万人を超えていました。ニコニコ動画の方でもリアルタイムか累積かわかりませんが2万人以上視聴していたという話も聞き、twitter上でもすざまじい勢いでデモを応援するツイートが流れ、著名人・芸能人・政治家などの方々も多く集まり、非常に大きな、そして力強いムーブメントを感じました。先週の1万人強から4倍ほどに膨れ上がったデモ人数。来週には10万人超えも確実との声も聞かれます。人数については実際より多めに発表されているなんて話も出てたりしますが、正確な人数はこの際あまり問題じゃありません。重要なのは、これだけ多くの人が、しかもほとんどが自主的にアクションを起こし、大飯原発の再稼働に「No」を突き付けているという事実です。

しかし、デモが行われている正にその時、声が届いていたはずの総理官邸内では大飯原発再稼働による節電目標の緩和について話し合われており、野田総理はデモの声など聴く耳持たず。会合を終えた枝野や細野はテレビ朝日の記者にデモについて問われても無視。マスコミもテレビでは唯一マトモに報じた報道ステーション以外はデモが行われたことにすら触れずにほぼスルー。ネットを見ない人はデモのことなど知る由もないでしょう。

そこまでしてNoの声を殺したいのでしょうか。

でも、昨日の紫陽花革命を見ていて感じました。もう力技で国民の声を押し殺すなどムリだということを。この波はもう止まらない。国民の未来は国民が決める、そんな日本がもうすぐやってくる。そんな一筋の光が見えてきたように思います。

 

先月はまだ小さかった庭のアジサイも徐々に花を咲かせてきました。

一人一人の小さな声と共に、大きな花となることを願います。

2件のコメント

  1. 今の日本の状況からすると小さな一歩かもかもしれませんが、意味合いは何にも代え難い大切な歩み出しですね。
    国内のパワーを見せつけてやりたい!
    しかし、マスコミには今更ながら落胆です。

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