先日、叔父が亡くなりました。

私の母の兄になるのですが、父の実家が上越ということもあって、私が子供の頃から遠い上越の父の実家より市内の母の実家に遊びに行く機会が多く、祖父母が亡くなってからも非常に親密にさせていただいており、父は叔父を含めた母方の親戚とよく旅行にも行ってました。また、私が妻と結婚する際には叔父夫婦に仲人もしていただきました。

叔父が入院したのが父が亡くなる1ヶ月前。その頃は父も入退院を繰り返していた時で互いに顔を合わせることもできず、父が亡くなった後も叔父の心的なことも考えて父の他界は伝えずにいました。そして父の死を知らぬまま叔父は旅立ち、父もまた後に叔父が亡くなることを知る前に旅立っていきました。

それが良かったのかどうか、私にはわかりません。
ただ、天で二人が再び顔を合せられていることを願うのみです。

納棺の際に触れた冷たくなった手。
通夜で祭壇に飾られた遺影。
そして今日、火葬場で最後を見送り骨となった叔父。

あれからまだ日が浅いこともあって、やはり父の時のことがどうしてもオーバーラップします。
そしてまた、あの時と同じことを思いました。

「我が子を自分が見送ることだけはしたくない」

どうか天で私たちを見守っていてください。