6.11

東日本大震災から3ヶ月が経ち、今日は「脱原発100万人アクション」として海外を含めた全国各地で脱原発デモが行われました。

午後から仕事そっちのけでUSTREEMを見ていて、ジャーナリストや学者、政治家、ミュージシャン、アーティスト、俳優、女優、アイドルなどなど、もちろん一般市民も巻き込んで各地で行われるデモの様子は同じく脱原発を願う私にも大きなパワーを与えてくれるものでした。

しかし・・・・参加している人たちの熱意とは裏腹にその他大勢の方が妙に冷めているのも少なからず感じました。メイン会場のUSTREEM視聴者数はたったの5000人前後、夕方のNHKニュースでもちょびっと報じられましたがデモがあった事実を報じるだけで特に大きく扱われることもなく、twitterで私がフォローしてるのは脱原発の声を上げる方よりはVW系の方の方が圧倒的ではあるものの、なんとなく6.11も原発もあまり関心ないような(具体的にツイートしないだけでそんなことないとは思うけど)そんな印象。

私としては脱原発は国民的なムーブメントになりつつあると思っていたのが、現実にはまだまだほど遠いことなのかもしれません。

メイン会場に来られたゲストで同じようなことを言ってた方が何人かいましたが、デモはあくまでデモで、「デモが盛り上がってよかったよかった」で終わるのではなく、重要なのはこの先どうアクションしていくか。脱原発の声が高まる一方で現在停止中の原発再開を求める声が出ているのも事実で、もちろん双方に言い分があるわけですが、過去の原発誘致で推進派と反対派が争っていたのと同じように互いの主張を繰り返すばかりの対立では何の進歩もなく、その間も再度の原発事故の不安は続いていくのですから、原子力・放射能がいかに人類にとって脅威であるのか、後世に負の遺産を残すことになるのかを訴え、また単に「No」と言うだけでなく原子力で補えなくなった不足する電力をどうするのかも合わせて考え、その声を広めていかなければなりません。

国もマスコミも今や正しい情報を伝えてはくれない中、中東でtwitterを機に民主化運動が広まったように我々の社会をより良いものにしていくためには我々自らが行動する時代なのかもしれません。