ホームページを新規で作る際にはドメインも合わせて取得するのはもう当り前のことで、ドメインを取ったらそのドメインでのメールアドレスを使うのもごく普通のこと。ドメインやサーバーの契約はお客様自身で申し込んで頂く場合もあればこちらで代行する場合もありでケースバイケースではありますが、制作サイドとしてはFTP情報さえあればいいわけで特に難しいことはありません。
しかし、取ったドメインで作ったメールアドレスをメールソフトに設定させるのは基本的にお客様にやっていただくことになり、それでつまづくことはしばしばあります。多少詳しい人なら自力でなんとかなるんでしょうが、あまり詳しくない、ましてPCアレルギー(笑)な方にはもうとにかく何をどうすればわかんないものです。
以前勤務していた会社で名刺にHPアドレスとメールアドレスが併記してあったのを見た上司が「これ、どっちがHPアドレスでどっちがメールアドレス?」なんて聞いてきたことがありました。http:やwwwで始まればHPアドレス、ホニャララ@であればメールアドレスだというのはわかる人にとっては当り前のことで、同僚は「そんなの普通わかるだろ、アホじゃね?」と上司の陰口を叩いていましたが、わからない人にとってはちゃんと「ホームページ」「メール」と書いておかなきゃわかんないもんです。
ましてメールの設定一つでもPOPアカウントがなんちゃらとかSMTPサーバーがどうちゃらとか専門用語が多く出てくるので使えるようにするまででも一苦労。自分も使ってるメールソフトなら設定だけしてエクスポートしたファイルを送るってこともできますが、使ってないソフトではそうもいきません。
いくらPCやOSが進化しても、こういう基本的な部分のハードルが下がらないことには本当の意味での身近なモノにはなかなかならないんじゃないでしょうか。