先日の「もったいないSEOコンサルティング」でも書いたように、最近は以前にも増して「SEO対策をしましょう!!」みたいな売込みが激しくなってきているように感じます。
D-Styleへも1年前とは比較にならないくらい、SEO対策についてのお問い合わせが増えていますしね。
それだけWebマーケティングへの関心が高まっているということであればそれはそれで結構なことです。
しかし、お問い合わせを頂いてお話を伺っていると、やたら「○○○というキーワードで1位になりたい」「○○○で1位は可能か」という順位に関するお話が多くて、そのキーワードで上位になった先まで考えていないケースが目立ちます。
もちろん検索で上位に表示されることは非常に重要です。
どんな素晴らしいサイトも見てもらえないことには意味がないというのはいつも私が口すっぱく言ってることでもあります。
しかし、1位であっても訪れたサイトにその人の望むものが無ければすぐにページを閉じられてしまうのは言うまでもありません。
先日のSEO対策業者も大量のバックリンクによって順位を上げることはするでしょうが、そのキーワードが適切か、そしてそのキーワードで上位になった際にどのようなコンテンツを用意するべきか、そのキーワードで訪れた人に何をどのように伝えるべきか、というようなアドバイスまでしてくれるワケではありませんし、もちろんサイト内のチューニングだってしてくれません。
結果、順位が上がったのにコンバージョン率は下がる一方、ということになってしまうのです。
SEO対策は順位上げゲームではありません。
1位になることが目的なのではなく、より多くの人にサイトを見てもらい収益に繋げることこそが目的なのです。
その手段の1つとしてSEO対策があるんですね。
以前、D-Styleでサイト管理している歯科医院さんで、その当時はまだ目標キーワードで3位くらいだったと思うのですが、新規の患者さんがサイトの内容を見た上で1位ではない3位のその歯科医院さんを選んでくれた、というお話がありました。
実際にどの部分が判断材料になったのかまではお聞きしていませんが、少なくともその患者さんの求めていたものは1位の歯科医院にはなく3位の歯科医院にはあった、ということになります。
つまり、最強のSEO対策は「より良いコンテンツ作り」だということです。
常に上位表示されているのに収益が上がらないという方は、1度客観的に自サイトを見直してみてはいかがでしょうか。