昨日でしたっけ、一昨日でしたっけ、ドル円が126円台まで上がって20年ぶりの水準になったというニュースがありました。
少し前までは110円前後くらいだったような気がするんですが、コロナやウクライナで輸入品がどんどん値上がりしてるのに加えてこの円安ですから、一部の輸出企業は笑ってるのかもしれませんけど、エネルギーや食料品の多くを輸入に依存してる日本にとってはダブルで値上げショックが来てる状態。ここまで円安が加速しちゃったら国が市場介入してもよさそうな気もしますが、情勢不安時には比較的安全資産と言われていた円がここまで売られてる状況では多少の市場介入くらいじゃどうにもならないんでしょう。ガソリンの高騰に対して元売りに補助するなんてヌルい対策しかできない現政府は経済に関しては素人以下なんでしょうが、指をくわえてほったらかしでは日本が沈んでしまいます。
東日本大震災以来、転換すべきエネルギー政策も具体性がなく、食料自給率も上がらず、アベノミクスで庶民を疲弊させ、コロナからも回復できず、これじゃ日本が世界から見放されても仕方ないってもんです。
ウクライナの件で経済制裁を食らったロシアのルーブルは一時暴落しましたがその後回復、制裁前の水準にほぼ戻ってむしろ上がってるくらいなのに、円はずーっと下がりっぱなしで対ルーブル換算なら逆転食らってるレベルですからかなり異常ではあります。
こうなってくると実際の価値よりも投機的な流れで128円を目指す、いや130円まではいく、なんて円売りが加速するかもしれません。
ただでさえこの4月から多くの商品が値上げになってるし、ガソリンも高止まり、電気代もどんどん上がって、これではコロナから脱却できたとしても生活に精一杯で経済はなかなか上向かない、原材料価格高騰に耐え切れなくなった企業の倒産が相次ぐ、なんて悪いイメージしか湧きません。
まぁ、円安をここで嘆いてもどうしようもないんですけどね・・・・。
以前乗ってたOVALでフロントをナロードする時に、アメリカのAirkewldで4インチナロードビーム・ディスクブレーキ一式をオーダーしたのが2009年の暮れあたり。その頃のドル円は90円前後とかなりの円高だったんですよね。買った時の価格はもう忘れちゃいましたけどそんなに安い買い物ではなかったはず。円高だったのが購入の動機の一つだったのは言うまでもありません。
その後、TMIでシートカバーを購入したのが2012年の後半だったかな?その頃は80円前後と更に円高でピーク時は75円台まで行ってました。
今の126円と75円を比べたら・・・・恐ろしい差ですね。
OVALを手放して空冷VWにも乗ってない今は海外からパーツを買う機会もありませんが、昨今のクラシックカー全般の高騰に加えてこの円安では、アメリカからコンディションのいいOVAL仕入れて空冷復活~なんての遠い夢のまた夢ですね。
ルーブルの底値を狙ってロシアからUAZやウラルを買う・・・なんても別の意味でできないしねぇ。
いろんな意味で平和のありがたさを感じます。