ウチからすぐ近く、かわせみ橋のたもとに長らく手付かずの空き地がありまして、一部は地主さんが畑をやったり駐車場として貸し出したりしてるものの、大半は草が生えっぱなしのほったらかしで、だからと言って子どもの遊び場になってるわけでもなく、ここ数年はかわせみ橋を渡るのに横切られるだけの状態でした。
そこに上の写真のように大きな木が何本か生えてまして、木の種類とか樹齢とかまったくわかりませんけど、なかなか立派な木なので結構古くからこの地に根ざしてきた木なのかもしれません。
それが最近になってついにここも宅地になることが決まりまして、恐らく来春くらいに始まるであろう分譲目指して現在造成中です。
で、他人様の土地ですから何をどうしようが私の関与するところではないんですけど、あの木がどうなるのかな~というのがとても気になっていました。
まぁ、普通はジャマですから伐採ですよね。でもあれだけの巨木をまた植えたいって言ってもすぐにできることじゃないし、古くから地域を見守ってきた木を活かした緑溢れる造成地を・・・なんて期待も少しあったんです。
が・・・・
当然、一切容赦はありません。
ご覧のようにキレイさっぱり伐採されました。
いやホント、私がどうこう言うことじゃないんですよ。責めてるわけでもないんです。でもなんか歴史あるものが、それは自然物であろうが人が作ったものであろうが、刻んできた時間は一度失われたら取り戻せないものですから、活かすやり方はなかったのかなぁと勝手にセンチメンタルな気分になっちゃってるんですよね。
最近は身近な地域に残ってる歴史を感じるものを探して散歩するのが好きなんですが、そんなウン百年とかじゃなく、50年・100年くらいの割と最近のものでも興味深く見入ってしまうおもしろいのがいっぱいあったりするんですよね。あの木も樹齢はなんとなく50~100年くらい?そんなに長くない?それでもきっと私が子どもの頃からあった木だと思うので、実家から離れてるので当時のこの辺の雰囲気なんてまったく記憶がありませんけど、通船川でフナ釣りしてた時には見ていたかもしれないなーとか考えると何だか感慨深い気分になりません?
新しく、キレイになっていくのも悪くはないけど、古いものを大切に歴史を刻んでいくのもいいと思うんですよね~。