いよいよ師走に入り、年末に向けて慌ただしくなってくるシーズンですね。
そして12月1日から「ながら運転」の罰則が強化されました。
運転中に携帯電話を手に持って通話や操作をしたり、画面を見続けた場合の違反点数は1点から3点になり、反則金も普通車の場合で6000円から1万8000円と3倍に引き上げられました。さらに、ながら運転で事故を起こした場合は違反点数6点で一発免停になります。ちなみにながら運転でなくとも運転中にカーナビを見続けるのもアウトだそうです。
・・・・まぁ、罰則が強化される以前にそもそも危険な行為なのでするべきではないんですが、それでもやっちゃってる方が意外に多いんだとか。飲酒運転も似たようなものでしょうか。危険とわかっているのに自分だけは大丈夫という根拠のない自信。個人的には飲酒運転や酒気帯び運転は免停30年、いや、今後生涯免許取得不可でもいいと思ってるので、ながら運転ももっと厳しくしてもいいような気がしてます。
心配なのはバイクです。最近はバイクにスマホホルダーを付けてスマホをナビ代わりにしてるライダーも多いと思いますが、バイクでも同じく運転中のスマホ操作はアウトです。バイク乗りながらスマホ操作する方はあまりいないと思うのでその点は大丈夫かもしれませんが、クルマのカーナビと同じく運転中に注視するのもアウトで、バイクの場合はスマホホルダー取り付けてるのがハンドル廻り(メーター近く)であることや、ヘルメット被ってるため実際の視線方向が外から判断しにくい等の状況から、恣意的に検挙される可能性が否定できません。クルマでもバイクでもナビでもスマホでもメーターでも、普通はそんなに長く見続けることはないですけどね。ヘルメットが下を向いてると注視してると判断される可能性が高いという話もあるので、ライダーの皆さんは気を付けましょう。
あと、ながら運転とは別の話ですが、相次ぐ踏み間違いの事故を減らすために今後は新車に自動ブレーキ機能の搭載を義務付ける方針らしいですよね。機能の実効性はともかく、事故を減らせるのであればそういう機能はあった方がいいと思います。が、以前ネットで「スマホ見ながら運転してて追突しそうになったけど自動ブレーキのお陰で助かった」なんてのを見たことがあって、自動ブレーキの普及がながら運転を助長することになったら本末転倒だなぁとも思います。
それと同時に今後は「逆走防止機能」というのも必要になってくるかもしれません。先日も関越道で逆走車の正面衝突による死亡事故が起きてましたが、個人的な感覚では高速を逆走してたら遅くとも本線入った時点で気付くだろうし、隣に自分と同じ方向に走ってる反対車線があれば絶対わかると思うんですけど、現実には逆走する方は後を絶ちません。私も以前、一般道で2車線の一方通行を走ってた時に逆走してきたクルマに遭遇したことがあります(同じ道で2回も)。脇道から入ってきた場合に一方通行の標識を見落としちゃうと道路の構造的に対面通行車線と誤解しやすいというのはわかります。でもさすがに高速道路で逆走って構造的にそういう流れになってないんだからあり得ないと思うんですけどねぇ。
これから雪が降ると事故が多くなります。特に降り始めはベテランでも事故を起こすケースがありますので、くれぐれも安全運転で新しい年を迎えましょう。