北海道で震度7

多くの被害をもたらした台風21号が過ぎ去ったと思ったら、今度は北海道で巨大地震。当初最大震度6強と伝えられたのが後に最大震度7に修正、震源地を中心に多くの地域で甚大な被害が出ているようです。

更に北海道のほぼ全域で停電も発生。一部の地域では復旧したところもあるようですが、復旧までに1週間程度かかるとも言われており、生活や経済に多くの影響が出てきそうです。

心配されていた泊原発は外部電源が喪失されたものの非常用電源が生きていて使用済み燃料プールの冷却は維持。午後1時までに外部電源は復旧し、最悪の事態は避けられました。

 

ニュースで震源域は以前から大きな地震が起こる可能性が指摘されていたそうで、とは言っても事前に予知ができるわけでもなく、この日本ではいつ・どこで大きな地震が起こるかわからない、安全な場所などないのだということを改めて痛感させられました。

泊原発は現在停止中で原子炉内に核燃料は入っていませんが、稼働していなくても使用済み燃料の冷却は必要で、今回は非常用電源が失われなかったこと、外部電源は比較的早く復旧したことでひとまずは安心ではあるものの、正直今回は「ラッキー」だっただけではないかという印象を持ちました。原発が稼働してればリスクは更に増えるし、外部電源の復旧に時間がかかれば福島第一原発のようにメルトダウンという最悪の原発事故が起きる可能性も充分あるわけです。もちろんそれは泊原発に限った話ではなく、日本中にある停止中も含めて全ての原発に当てはまります。

地震や台風は発生そのものを防ぐことはできず、人間にできることはせいぜい被害をできるだけ少なくする減災への取組みくらい。しかし原発は原発そのものがなければ原発事故が起こることはありません。

もし今回の地震で泊原発が全電源喪失→メルトダウンなんてことになれば、道内でほぼ停電してる状況では正確な情報を得ることも難しく、各地で液状化による道路の寸断が起きてる中で迅速な避難というのも難しい、窓を閉めて屋内退避と言われたところで果たしてそれが本当に正しい対処なのか、そもそも政府が正しい情報を出すのか、みすみす被曝させられることになるのではないか・・・。

疑ったらキリがないし、たらればの話をしても仕方がないことなのかもしれないけど、原発さえなければ災害の度に原発の心配はしなくて済むんですよね。

 

水害に台風に地震・・・今年は災害がやたら多い年ですね・・・。