#でんでん

24日の参院代表質問で安部総理が「訂正云々(うんぬん)というご指摘はまったく当たりません」と言うところを「訂正でんでん」と読み違えるという一幕があり、まぁたぶん「云」を「伝」と見間違えたのだろうとは思いますが、それ以降、Twitterのタイムラインではそれについてツっ込むツイート・リツイートが続出。私がフォローしてる方はアンチ自民・アンチ安部の方が多いので、タイムラインは一時でんでん祭りと化していました。

漢字の読めない総理大臣としては麻生元総理が最たる方かと思いますが、安部さんも原稿には小学生レベルの漢字にもルビをふってもらうことがよく知られてます。

この時の原稿にはルビふってなかったんですかねぇ。

で、難しい漢字ならともかく、「云々」ってそんなに難しい漢字じゃないし、それ以上に「でんでん」という響きがあまりにもコミカルに聞こえるのでツっ込む方もおもしろおかしくツイートしちゃってて、それが祭りに輪をかけちゃったんでしょう。

 

でもねぇ、私はこういうツっ込み、あんまり好きじゃないです。

いや、「でんでん」へのツっ込みのおもしろさはキライじゃないんです。むしろ好き。

なんですけど、一国の総理大臣に対する指摘としてはあまりにも低レベルじゃないかと。

漢字が読めないのが総理の素質としてどうかはともかく、ツっ込むべきところは政策だったり、政治資金の黒さだったり、そういう政治家・首相として、この国を舵取りする人としてそれはどうなのかというところであるべきじゃないかと思うのですよ。

それを「でんでん」でおもしろおかしく叩いてるのって、自ら相手のレベルの低い土俵に乗っかっちゃってるような気がするんですよねぇ。

 

昨日の山本太郎の代表質問で共謀罪に触れた際、「五輪のために共謀罪が必要と発言し、テロ等準備罪と名前を変える。この『等』でテロ以外に余地を残す理由は?」と安部総理に質問していました。この「等」についての曖昧さはかなり重要な部分だと私も思うのですが、安部総理はいつものようにこれに対して明確な回答をしていません。

本来、ツっ込むべきなのはこういうところでは?

 

マスコミは「でんでん」についてあまり触れてません。たぶん恥ずかしいから政府から圧力かかってる(もしくは楯突つかない配慮)のでしょう。いや、でんでんなんて別にニュースにしなくていいんです。それよりは山本太郎のように本来明確にするべき点を指摘し、曖昧にお茶を濁してる安部総理の姿勢を問題提起するべき。

安部アンチも「でんでん」で騒いでる場合じゃないでしょ。