沖縄いじめはやめろ

辺野古

 

国による沖縄いじめがヒドいですね。

 

翁長知事が辺野古の埋め立て承認を取り消したら、防衛省は執行停止を申し立て、何が何でも工事を進めようとありとあらゆる手段を使う構え。もちろん翁長知事も対抗手段を講じてはくると思いますが、沖縄県民の民意として基地Noが示されてるのに強行に出てくる国の姿勢はもはや国とは思えない立ち退きを拒否する住宅にブルドザーで突っ込むようなマル暴レベルです。

この前はわざわざ機動隊(沖縄県警だけじゃなく警視庁のですよ)を辺野古に送り込み、反対する住民を強行に排除。前には海上保安庁がカヌーやボートで海上から反対の声を上げる住民を溺れるんじゃないかってくらいに暴力的に排除してたこともありましたよね。こういう時にいつも思うのですが、警察は何を守るために存在するんでしょう。ちなみに警視庁機動隊が宿泊してるカヌチャベイリーゾートという施設は仲井真前知事と仲がいいそうで、自民党に献金してたりもするそうです。あ、宿泊費はもちろん私たちの納めた税金が使われます。

さらに、政府は辺野古・久志・豊原の3区(久辺3区)へ、基地に反対する名護市を通さずに直接補助金を支給する新たな仕組みを作ると表明。久辺3区は条件付きで基地建設に賛成してるということですが、これはもう誰が見たって札束で頬を叩く買収ですよね。金で釣るような政府にも呆れますが、金で故郷を売る久辺3区も腐ってるなって思います。基地ができることによる地域振興を望んでる気持ちもわからなくはないですけど、ヘリが墜落したり米兵による不法侵入やレイプ事件が起きたり、基地を受け入れることによって生じるリスクの方がデカいような気がするんですけどねぇ。有事の際は攻撃の標的になることも考えられるわけだし。

 

これらに限らず、とにかくこの国の政府が沖縄にしてることって私にはいじめにしか見えないですよ。

基地建設の是非以前に、政府のやり方がヒドすぎる。

 

で、これらは沖縄のことだから自分には関係ないやって思ってる人もいるかもしれませんけど、民意と無関係にやりたいようにやるという強行姿勢は沖縄だけの話じゃないんですよね。この前の安保法案も同じ。反対意見の他にももっと慎重に議論すべきだとか時期尚早だとかあのタイミングでの成立に疑問を持ってた人がたくさんいたのに、そんな声には耳も貸さずに数の力で強行採決ですよ。この先も例えば税金とか社会保障とか雇用とか私たちの生活に直接関わるようなものでも政府がやると言えば国民がいくら反対したってやられちゃうってことです。

そういう意味では沖縄で繰り広げられてる諸問題は政府vs国民の縮図とも言えます。

なので、沖縄県外の人もこの問題は注視して、おかしいことにはおかしいと思う意識を持つ、あるいは声を上げるというのが大切なんじゃないかと思います。

で、最後はやっぱり選挙ですよ。

こんなクソみたいな政府を作っちゃったのも元々は私たちが選挙で選んだ結果。投票に行くのはもちろんですが、誰がどういう考えを持っているのかを見極めることも重要ですね。