盛り上がってますねー、ワールドカップ。
いや、全然見てないから盛り上がってるのかどーか知らんのだけど(笑)、ワールドカップなんですからきっと世界中盛り上がってるんでしょう(なんだそれ)。
んで、その盛り上がりとは反対に現地・ブラジルではワールドカップ開催に反対する声があるそうで、そっちはあまりニュースで取り上げられませんねぇ。
反対の理由はワールドカップ開催のために医療や教育などの予算が削られてることらしいのですが、実生活で困窮してる人にとってはサッカーのお祭りなんかやってる場合かっ!と思うのはもっともなご意見だと思います。
家計が火の車なのに無職のダンナが毎晩飲み歩いてる、みたいな?
そりゃ100人中100人が「仕事せいっ!」って思うでしょう。
ただねぇ・・・・私はブラジルのこの状況が何年後かの某国で開催のオリンピックとオーバーラップして仕方がないのですよ。
弱者切捨ての経済政策、周辺国との緊張、未だ収束の目処が立たない原発事故などなど・・・・。
今のところ暴動起こすほど困窮してる方も少ないようですけど、6年後はどうなってるのかわからないし、少なくとも3年経ってまだ仮設暮らしを強いられてる被災者や避難生活を続けている原発事故被災者の方々の中には「オリンピックなんて招致してる場合かっ!」って現時点で思ってる方も少なくないはず。
この冬にソチで開催された冬季オリンピックでも隣のウクライナ情勢が悪化したことでウクライナの選手が「母国民が大変な時に競技はできない」と帰国したってことがありましたよね。
ブラジルやウクライナを見てると、スポーツというのは平和と安定があってはじめて楽しめるものなんだってあらためて思いました。
たった数週間のスポーツ祭典のために巨費を投じ、そのとばっちりを受けた人たちは6年後どんな声を発するでしょうね。