今日で東日本大震災から2年半、30ヶ月が過ぎました。
そして今日は世界を震撼させた同時多発テロから12年でもあります。
12年前、眠れずにたまたま点けたテレビに映った衝撃的な映像。
2年半前、テレビに映った波に町が飲み込まれていく現実とは思えない映像。
月日が経ってもこれらのイメージは頭に焼き付いたまま。
震災とテロ、同列に扱うものではないんですが、震災復興そっちのけでお祝いムードに沸くテレビや新聞を見ながら、私は今度は日本がテロの標的になるかもしれないという不安があります。
現在、世界情勢において最大の懸念はシリア情勢。アメリカによる軍事介入が行われば中東から世界大戦に発展するのではないかと危惧する声もある中で、ロシアがシリアの保有する化学兵器を国際管理下に置くという提案をしたことで、緊張緩和の糸口が見えてきたように思いますが、オバマもロシアの提案に一定の評価をしつつ軍事介入を断念してはいないようで、是非ともアメリカ国内、そして世界の世論が一丸となって軍事介入せずに済む方向に持っていってもらいたいと思ってます。
日本の安倍総理もロシアの提案を支持しているようですが、同盟国アメリカが軍事介入を強行すればそれを支持することは間違いありません。ケンカに加勢するのも時として真の仲間ではあるけれど、自制を促すのもまた真の仲間の大事な役割じゃないかなぁと私は思うのですが、この国の総理大臣はなんせ世界に向けて大ウソついちゃうおバカさんなので、アメリカの犬となって自衛隊を中東に派遣して後方支援くらいはさせるでしょう。
そうなってくるとアメリカの同盟国として軍事介入に同調した日本がテロのターゲットになる可能性は現実味を増し、その格好のターゲットは何かと言えば東京オリンピック、そして狙われるのは競技会場ではなく原発。
東日本大震災で発生した福島第一原発事故は日本の脆さを世界に露呈してしまいました。
原子炉そのものを破壊しなくても電源さえ止めてしまえば数時間でメルトダウンですから、同時多発テロのように飛行機をハイジャックする必要はありません。原発に繋がってる送電線を絶ち、非常用電源車を使えないようにすればいいだけなので、小規模な爆破装置で目的は充分達成可能。もし東京にダメージを与えたいなら狙うのは現在停止中の浜岡原発。再稼働して7年後も運転中ならメルトダウンは数時間、停止中でも燃料棒が入っていれば数日でメルトダウンに達する可能性がある。原子炉から漏れた放射性物質は風に乗って東へと運ばれ、福島第一原発では多くが海に流れたのと対照的に首都圏を襲い、世界中から集まったアスリートやVIP、そして日本国民が被曝。こうなったらもう手の施しようがないのはこの2年半で実証済み・・・・・。
ちょっと悲観的過ぎるでしょうか。
でもオリンピック開催となれば最悪の事態も想定していなければ安全対策のしようがありません。
「想定外」であんな原発事故起こしちゃったんですから。
少なくとも浜岡原発は再稼働をせず、早急に燃料棒を取り出してドライキャスクに入れるべきでしょう。
「瓦礫が片付かないと復興が進まない」と、あれだけ大騒ぎして、しなくてもいい西日本まで汚染を拡大させたのに、2年半経っても被災地では未だ多くの方が仮設暮らしを強いられている。
安倍総理が世界に向けて「コントロールされている」と言った汚染水はあの東電すらコントロールできていないと認め、今もなお海や地下水を汚染させ続けている。
福島第一原発事故収束の目途が全く立たないにもかかわらず、粛々と進められる再稼働への安全審査。
震災から●年●ヶ月という区切りが来る度、その時間と、その時間があればホントは進んでいるべき事が進んでいない実態の差がどんどん開いていってるように感じるのは私だけでしょうか。
優先順位が違ってない?
オリンピックに向けて復興や原発対策が進むという期待、被災地の方々は持ってるのでしょうか・・・・。