先日の福島第一原発の貯水槽から汚染水が漏れた問題。
今度は移送先の貯水槽からも漏れていたそうで、もう汚染水がどれだけ環境中に漏れ出したのかわかりません。
その前の電源喪失もそうだし、2年経っても綱渡り状態の福島第一原発。
世間的にはもう事故は収束したような雰囲気が漂ってるように日々感じるのですが、収束どころか目途すら立ってないのに、かつて野田さんが宣言した「冷温停止状態」が聞いて呆れます。
こういうトラブルを聞く度に「ざけんじゃねぇよ、しっかりやれ!」と憤るのですが、文句を言ってみたところで代わりに私がなんとかできるものでもなく、ただただ祈るしかできないのが現状。
もちろん、文字通り命がけで作業にあたられている現場の作業員の方々にはひたすら感謝しかないのですが、事故収束のマネジメントについてはこのまま東電に任せておいていいものかと疑問に思ってきます。
今回のトラブル公表では以前より情報公開がマシになってきた印象もなくはありませんが、漏れた汚染水の濃度を1ccあたり1万ベクレルとkgではない単位に置き換えて過小化しようとする姿勢はやはりまだ相変わらず。kgあたりでは1000万ベクレルというとんでもない高濃度です。
事故の当事者であり、営利企業でもある東電では、本気の収束作業はムリなんじゃないでしょうか。
景気対策や外交も大事なのはわかりますが、アベノミクスだ、株高だ、円安だと浮かれる前に、日本国民の生命・財産を守るという面では北のミサイルよりも自国の制御不能な核爆弾の方がよっぽど脅威なのだから、国の直轄で1日も早い収束・廃炉へ向かうべきだと思います。
想定外って聞き飽きたっすね(^_^;)
これで柏崎刈羽再稼働とか言っちゃうんですからねぇ。