今日の新潟県議会臨時本会議にて、「みんなで決める会」が直接請求した原発県民投票条例案が反対多数で否決されました。
県議会の過半数を占める自民党の石井修氏は「重要課題について多様な民意の集約を求める県民投票は(原発問題に)なじまない」、民主党の市川政広氏は「二者択一では県民の意思を反映できない」と反対理由を説明したそうですが、これまでの流れを見ていると議論以前に始めから「県民投票は×」という前提で話が進められていたように感じます。
私自身はこの前のブログでも書いたように県民投票にやや慎重な気持ちではあるんですが、泉田知事や今回賛成した社民・共産・無所属の議員、みんなで決める会の皆さん等が問題点を議論し、修正すべき点は修正し、県民投票実現に向けて熟慮したことを考えると、自民や民主の議員は非常に短絡的というか、せめてもーちょい勉強せいやぁ~と思わずにいられません。
否決を受け、泉田知事は「議会の半数を超える意見として『国策だからなじまない』という否決理由だった。県民の声を聞こうという条例案が否決され、大変残念だ」とのコメントを出してました。
議論に議論を重ねた結果の否決であればまだ納得できるでしょうに、県民の声をまるで聞かない議員の「数の力」でこの結果じゃ知事じゃなくても不満でしょう。
新潟市の瓦礫焼却にしても、市民があれだけ勉強して危険性を訴えているのに、その声をまるで聞かない不勉強な市長や市議によって物事が決まるのは、市民が選んだ市長と市議なんだからそれが民主主義だと言われりゃそれまでなんですけど、権力者による暴挙じゃないかなぁと思うわけです。
体罰問題で入試中止を決めた橋下市長もそうだし。
脱原発への道のりはまだまだ長そうですね・・・・・。
原発問題や瓦礫処理問題は単純に
『困った時はお互い様』で解決できる問題では
無いですね。
僕自身被災地(と言っても内陸)ですが
きっと福島の方々とは意識の違いも
あると思っています
週末に大学の同期
岩手・宮城・福島
集まって色々な話をします。
僕たちの力は非常に小さいが、
他県に迷惑をかけている分、うちらももっと
議論して行動していかなければいけない。
一番の問題は多くの方の「無関心」だと思ってます。
無関心だから調べもしないし考えもしない。
行政もそれをいいことに好き放題。
是も非もあっていい。
大切なのはそれについて考えて議論すること。