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今日は4日の記事でご紹介した市民による瓦礫説明会の昼の部に出席するため新田清掃センターまで行ってきました。

新潟市廃棄物施設課の方が出席とのことでしたが、来たのは課長補佐と係長2名の3人だけ。部長・課長級は逃げました。主催者さんが篠田市長にも再三出席を要請していましたが試験焼却前に市民と会うつもりはないと完全スルー。昨日のサッカーを観戦する時間はあるのにサッカーより大事な、極端に言えば生死を分ける重要な事案に費やす時間はないようです。

説明会に参加された市民はざっと見た感じでは40~50人くらいでしょうか。先日の市民プラザでの全市民対象説明会でキャパ500人に対して新聞発表で80人というグダグダぶりに比べればよっぽどいいでしょう。平日の昼間ということもありますしね。夜の部の方が時間の融通きく人が多いでしょうから夜はもっと大勢になるかもしれません。

で・・・・、

なんて言いますかねぇ。
空しいってゆーか、悔しいってゆーか、非常にやりきれない気持ちになりましたよ。

えぇ、参加された市民の皆さんは「子どもを守りたい」「新潟の農業を守りたい」という気持ちで必死に勉強して積極的にアクション起こしてる方が大半なんですよね。だから危険性の排除できない瓦礫焼却に対してわからないことは聞くし、おかしいと思うところは指摘するし、時には感情的にもなる。正に必死です。

なのに、いらっしゃった課長補佐さんはヘラヘラと半笑いの顔でノラリクラリと曖昧な返答ばかり。いや、返答にもなってません。なんせ何の権限もないんですから市としての意思を示すような返答なんかできるわけないんです。問題の重要度から考えて、この対応に納得できる市民は誰一人としていないでしょう。いやほんと、実際に聞いてみればわかりますよ。権限ない人じゃなく、言い出しっぺの篠田市長を連れてこいって思いますよ。

まぁ市民にフルボッコされてる職員の方も気の毒ですけどね。きっと「なんで私がこんな目に・・・・」って思ってることでしょうよ。でも市を代表して来てるんですから、それなりの見地と権限を持って対応すべきだし、課長補佐さんにそれができないならそれができる人が対応するべきです。

説明会最後の方では福島から母子避難されているお母さんが声を上げました。お母さんは泣いて訴えました。会場の市民のみなさん、そして私も泣きました。なのに課長補佐さんは腹話術人情のような無表情で淡々と聞くのみ。このお母さんが必死に子どもを守ろうとしているのに、このリアクションってなに?

まるでスポンジに向かって全力パンチしてるよーな虚しさを感じました。

市側は説明会の内容は上に伝えると言ってますが、紙に綴られたテキストで報告するのではなく、篠田市長が直接市民と向き合い、市民の生の声を聞いてほしい。篠田市長ならこのお母さんに何と答えますか。お母さんを納得させるだけの回答ができるならぜひ説明会に出てほしい。説得できる自信がないなら瓦礫受入は撤回してください。

 

「市民による市民のための瓦礫説明会」は今夜7時から鳥屋野地区公民館でも行われます。この記事読んだタイミングで間に合わないかもしれませんが、行ける人はぜひ足を運んでください。