原子力安全・保安院が福島第一原発事故をレベル5からレベル7に引き上げました。これでチェルノブイリと並ぶ最悪の事故という不名誉なお墨付きがついたわけで、海外メディアはこぞって報道しているようです。今や日本は放射能汚染水を垂れ流すテロ国家扱いですから海外メディアにとっては格好の標的です。
ただ、国内にいる人間としては「それがどうした」という気持ち。
レベル5で収まったらあぁ良かった、レベル7になったらさぁ大変だ、そんな話じゃないでしょう。
そもそも1ピコグラムも漏らしちゃいけない放射能が今も延々と放出され、福島県を始めとして多くの人が先の見えない大きな不安と恐怖に晒されているというのに、政府も東電も正確な情報は開示しないし原発も終息する気配すらない。事故レベルの算定なんかしてるヒマがあったら一刻も早く事故を終息させる手立てを打つべきで、レベル7に引き上げられてもまるで危機感が伝わってこない。
ちょっと長いですがこれを見れば政府や東電、保安院などの実態がわかるはずです。