光と影

ホームページ制作の仕事をしていて、見た目のデザインについて希望や指示を頂くことはあっても、ソースについて何かを言われるということはまずありません。普通の人はソースなんて気にする部分ではないし、ホームページがhtmlで書かれていることすら知る必要もなく、少し詳しい方だとmetaがどうなってるとか聞いてくるケースもありますが、普通はこっちから説明したって「あぁそうですか」くらいのレベルです。

今日、とある工務店さんとそんな話をしていたら「住宅屋と似てますね」と言われました。

その工務店さんでは材料や工法にかなりこだわって家を作っているのですが、普通の方は外装や内装、間取りには神経使うのに骨格に関心を持つ方は少ないんだそうです。確かに言われてみれば出来てしまえば見えなくなる骨組みよりは完成後も直に触れる部分に強く関心を持つのは自然かもしれません。我が家を建てた大工さんも骨にはかなり気を使い、それをどうでもいいと言うような人はヨソのハウスメーカーに頼めっていうくらいの人で、今ではご近所とそんなに変わり映えしない家でも施工途中の骨の段階ではそのクオリティには歴然の差があったものです。

ホームページの場合、ソースの書き方で見た目が大きく変わることはありません。見た目のデザインを作って行った結果のソースですからね。ただ、どのようにソースを書くかは制作者次第で、ソースの書き方次第でSEOの面ではかなり差が出ます。住宅でも骨格次第で耐久性や耐震性は大きく変わるように、ホームページも見えない部分だって重要なんです。普段は見ることのない影の部分もちゃんとこだわって制作しているんだということを少しでも知っていただけると幸いです。

2件のコメント

  1. HP制作でも、みえない所ってやっぱり大事なんですよね。

    人間みえるところを大切にしちゃいがちですけど。

    HP制作は、私にはわからない部分ですけど、そういうところを
    考えてくださる所にお任せできて良かったです。

  2. きっと医療の世界も同じなんでしょうね。
    治ってしまえば忘れてしまう治療の裏側に患者にわからない技術があるんだと思います。

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