中古ドメイン

皆さんは「中古ドメイン」ってご存知でしょうか・・・・って聞くまでもなく読んで字の如くなんですけどね(汗)

ドメインは「www.○○○.com」「www.△△△.co.jp」などのいわゆるホームページの住所にあたる部分で、新規でホームページを立ち上げる際にはこのドメインも新しいものを取得するのが通常です。

んで、SEO対策についてちょっと調べたことのある方ならご存知でしょうが、サイトが評価される際にはドメインの取得年数というのもその要因の一つになります。
一般企業の場合でも、昨日設立されたばかりの会社より長年経営している会社の方が普通は信用できますよね?
続いているということはそれだけお客様に支持されているということで、長い期間お客様に支持されている会社は信用できるというワケで、それがドメインの場合はどれだけ長い期間使われているかが信用評価となっているんですね(ただし絶対ではない)。

まぁ長い間支持されていたのに「赤福」みたいに裏切っちゃう場合もありますけど・・・・。

 

新規ドメインは半年程度上位に上がりにくいという俗に言う「エイジングフィルター」みたいなのもあるので、いつも私が「やるなら早い方が得策!」と言ってるのはこのためで、「いつかは・・・・」なんて言ってるとライバルサイトはどんどんドメイン年齢を重ねていき、その差は後で詰まることはないですから、ドメイン取るなら1日でも早い方がベターというワケです。

で!そこに登場するのが「中古ドメイン」
ホームページは新しいサイトがどんどん出てくるのと同じく古いサイトがどんどん消えていき、普通はドメインも同時に消えていきますが、そのドメインを再利用して別サイトを作ればエイジングフィルターは無いし、ドメイン年齢は既にあるし、うまくすれば以前のサイトが持っていた優良なバックリンクまで引き継げたりするんですから、こんなオイシイ話はありません。
クルマや住宅は古くなるほどに価値が下がりますが、ドメインは逆で古いほど価値があるというワケです。

ただ、最大の難点は「ドメインが自由に選べない」こと。
そりゃそうですね。中古なんですから。
ドンピシャの中古ドメインなんてそうは巡り合えません。

更にそのドメインがなぜ使われなくなったのかもよく調べなきゃいけません。
使ってた会社が倒産したとかならいいんですけど、検索エンジンスパムでペナルティを受けたドメインとか、以前はアダルトサイトで使われていたドメインとかだったらかえって逆効果ですからね。

なので用途は限られますけど、使い方次第では面白い仕掛けは作れます。
(業者さんはこの辺よくわかってますよね~?)

 

あと、以前D-Styleで制作したサイトで面白い話が。

まったくの新規サイトでドメインを新たに取得したんですが、よく調べてみたらそのドメインが同じ業種(と言うかほぼ同じ会社名)で使われていたドメインで、立ち上げすぐからものすごい上がり方をしたというサイトがありました。
しかも、前サイトのバックリンクも生きてたし・・・・。
意図したものではなかったんですが、結果的に中古ドメインのラッキーな使い方ができたというワケです。

これはかなり稀な例だと思いますけど、これからドメインを取得しようと考えている方は一度中古ドメインを探してみるのもいいかもしれません。
また、既に長く使ってるドメインをお持ちの方は安易にそのドメインを手放すことはせず、じっくり価値を高めていきましょうね。