Facebookが近く社名を変更する可能性があるというニュースがあり、社名変更の理由としてメタバースへのシフトが言われています。ザッカーバーグCEOは「我々はソーシャルメディア会社よりメタバースの会社として見られるようになる」と述べ、ヨーロッパで1万人もの新規雇用方針も発表しているそうです。
で、メタバースって何なん??という感じですよね。
簡単言えばネット上の仮想空間のことで、それは別にFacebook社が独自に考え出したものでも独占するサービスでもありません。かつては「セカンドライフ」という仮想空間サービスがあり、当時はかなり注目を集めて投資もされたようですがブームが去るのもあっという間でした(実は現在もサービスは継続中らしい)。ゲームの「フォートナイト」「あつまれどうぶつの森」もメタバースの一種として例に挙げられてますが、私はいずれもやったことがありません。SNSは既に飽和状態で目新しさもなく(スタンダードサービスになったという点で私は評価してますが)、これから5G環境が整ってくるとSNSから新しいステージとしてメタバースが台頭してくるのかもしれませんね。昨今のコロナ過もそれを後押ししてるという声もあるようです。
メタバースの今後は・・・・私にはわかりません。早過ぎだったセカンドライフも今の環境なら違っていたような気もします。Facebookが熱を入れてるくらいなので当時のようにはならないかもしれないし、一方で最近の投資でありとあらゆるものに節操なく大金を投じる加熱っぷりがメタバースでも広がり過ぎると一般大衆の気持ちが離れるということもあるかもしれない。しかし、リアルでもバーチャルでも金・金・金!みたいな現状は人としての楽しみがどんどん奪われていってるような気がして、農家の物置に寝ていたカブを5000円で譲ってもらって部品交換会でパーツ探しながらちょっとずつ直して乗る、みたいな昭和のアナログ的ホビーの対極にあるメタバースには個人的にはあまり魅力を感じません(今のところは、ですが)。
とか言いながら、TwitterやFacebookはすっかり生活の一部になっちゃってるし、メタバースにもいつの間にか取り込まれていっちゃうんだろうなぁ~。
メタバースの可能性として結構ハードル低めに思うのは世界中の人たちと繋がるような大規模なものより、企業のリモートワークの延長のような小規模なものでしょうか。コロナ過で多くの仕事がリモートでもできることがわかっちゃって、オフィスは不要と地方に本社を移転する動きもある昨今ですから、ZOOM会議の発展版でバーチャルオフィスとしてのメタバース活用はシステムさえ整えばすぐにでも導入できそう。いや、同じようなものは既に導入されてるかな?そのプラットフォーム提供というビジネスならニーズは結構ありそうですね。
クルマやバイクのイベントをメタバースで・・・というのはさすがにイヤかな(笑)