この前の土曜日は関川村役場のお向かいにある「渡邉邸」に行ってきました。
最近訪問してる旧家シリーズ、ここも前から行ってみたいと思っていたところで、バイクでこっち方面まで走りに来た際には前を通ることはあるんですけど、なかなか一人では入りにくくて奥さんを道連れにしないとなんですよね(笑)
この日は生憎雨模様でしたが、雨もまた風情を増してるようで、これはこれで良かったです。
外から見ても大きそうだなというのはわかりますが、中に入って最初の土間はその奥行き、天の高さがかなりのスケールで圧倒されます。これだけの大きさを支える柱や梁の太さも見応えあるし、当時ならではのディテールや手入れされたお庭など、ホント素晴らしいです。
特に庭はとってもステキでした。渡邉邸に限らず旧家ではお庭が見所のところが多くて、私はコッチ系に関しては疎いので良し悪しを語るようなことはできませんけど、それぞれの旧家で作りや見せ方が工夫されていて素人の目でも唸らせるようなお庭がたくさんあり、この渡邉邸でも戸を全て開放してまるで庭と部屋が一体の空間になったような雰囲気はとても素晴らしくて、ずっとここでボケーっと景色を眺めていたかったくらい。今は古くからの日本家屋の作りのお宅はほぼ無いし、高気密・エアコンの時代で戸を開放する部屋というのもほぼありません。これができたのも時代と言えばそうなんですが、時代を超えてこの空間に身を置けるというのは貴重な機会なんだな~とあらためて感じました。
もう少しすると紅葉の季節がやってきますので、その頃のお庭もいい感じかもしれませんね。
あと、ビックリしたのは公式サイト。もうこんなデザイン何年も見てないな~ってくらいホームページビルダー感たっぷりのレトロなサイトで、Web屋としてはツッコミどころもたっぷりでしたけど、これも味ということでスルーしておきましょう(笑)