新型コロナウイルスによる死者数がついに1万人を超えてしまいました。
1918~1921年に流行したスペインかぜでは日本国内だけで39万人近くもの方が亡くなったそうで、それに比べたら・・・とは言っても、大正時代と21世紀の令和では医学のレベルが全然違いますから比較するのがそもそも間違っているのかもしれません。10年前の東日本大震災では死者・行方不明者・震災関連死を合わせると2万人ほどで、目に見えないウイルスによる感染症があれだけ大きな大災害での被害の半分にまで及んでいるというのはやはり尋常じゃないとあらためて感じます。
それなのに世間の危機感はどうしてこんなにも低いのでしょう。政府もそうだし、国民もそうだし。医療関係者は身をもって危機感・切迫感を感じてると思いますが、それとの温度差がここまであるのかというのがちょっと不思議です。
先日も緊急事態宣言が発せられた東京から宣言出てない神奈川に買い物客が押し寄せた、なんてニュースがあり、電車ですぐ開いてる店に行けるならそりゃそうなるよなぁと思いつつも、なぜ緊急事態宣言が出ているのかというそもそもの意味を軽視してる人がどれほど多いのかと考えると、終息なんて夢のまた夢かねぇと気が重くなります。
オリンピック・パラリンピックにしたって競技者の気持ちを考えたら開催できるのがベストだとは思いますけど、現状でとてもマトモに大会が開催できるとは思えないじゃないですか。でも中止という判断ができないのは「インパール作戦」とよく言われるように舵取りするリーダーがポンコツなのが元凶かと。ウイルスは誰が悪いとは言わないですけど、1万人もの死者が出ているのは政府による人災という面も否定できないのでは?
期限ありきの緊急事態宣言ではなく、第5波が起きないように今度こそ徹底して封じ込めしていただかないと。