先日、東京電力が柏崎刈羽原発について「6・7号機の稼働後5年以内に一部の原発の廃炉を検討する」という方針を明らかにしました。
廃炉に言及したことで一瞬脱原発へ前進したように見えて、6・7号機の再稼働前提ですから到底受け入れられるものではありません。
そもそも
「6・7号機の稼働後5年以内に一部の原発の廃炉を検討する」
というのは言い換えれば
「6・7号機を再稼働させてくれたら一部の廃炉を考えてやってもいいぜ?」
ということ。
さらに「廃炉を検討する」ですから、「検討の結果、廃炉しないことにしました」でもOKということ。
要は何が何でも6・7号機は再稼働させろ、ということしか言ってないんですな。
東電はどこまで市民をナメてるんでしょうかねぇ。
こういう姿勢のままであれば、どんな条件あっても東電に原発を動かさせてはいけないですよ。万が一事故が起これば福島第一原発事故と同じようにまた無責任に逃げるだけですから。
少しは企業としての姿勢を見直すという発想はないんですかね?