相変わらず高齢者ドライバーの交通事故が絶えません。
先日、福岡市で起きた事故はニュースで事故発生時の映像見ましたけど、100km/hも出てたのではないかという猛スピードで突入していく様はまるでミサイルでも飛んでいくかのように恐ろしい光景でした。
これが高齢者故の事故なのか、単に目立って取り上げられているだけなのか、一概にこれと原因を一つに絞ることはできませんが、これだけ頻発すると何かしらの対策というのは考えなければいけないかもしれません。
事故を起こす車両にプリウスが多いというのも言われていますよね。確かに事故車の写真を見てプリウスだったケースは少なくありません。プリウスのシフトレバーがわかりにくくて事故を起こしやすいというのも言われています。それを解説した動画も見たことあるんですが、確かに昔ながらのシフト操作とやや異なるので誤操作は起こしやすいようにも思います。メーカー的には目新しさとか斬新さなどで購買意欲を掻き立てたいという想いはあるのでしょうが、ユーザビリティとして劣るのであれば何でもかんでも新しく変えていく必要もないようにも思います。
そんな中、俳優の杉良太郎さんが75歳を前に免許を自主返納したというニュースもありました。以前から75歳をメドに返納を考えていたのが、最近の高齢者による事故の多さから75歳から2ヵ月前倒しして返納したとのこと。「若い時と比べて衰えを感じている人は取り返しのつかない事故を起こす前に、運転をやめることを考えてほしい」という杉さんのコメントは正にその通りだと思います。
が、実際に自分がそれくらいの年齢になった時に自主返納できるかと考えると正直なところ微妙です。やっぱり昔からクルマやバイクが好きで、それ中心の人生を送ってきましたから、「今日を最後に金輪際運転できない」という判断は清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が必要。以前からバイクに乗っていられるのは人生の最後を迎えるよりもっと早いだろうから乗れるうちにいっぱい乗っておきたい、という想いがあって、体力的に大きいバイクが厳しくなってもせめてカブでトコトコ走るくらいはさせてほしい、という想いもあり、自分の手でバイク人生を終わらせるのはなかなか勇気が出そうにありません。
しかし、クルマやバイクは一度事故を起こせば無関係の誰かの命を奪うリスクが必ずあり、自分ひとりが死ぬならまだしも、自分の願望のために他人を巻き込んで不幸を生んでしまうのは絶対に避けなければいけないんですよね。
そんなことを考えていると、杉さんの言葉がと~っても重くのしかかります。
皆さんは自主返納できそうですか?