いつもYahooはいきなりですねぇ。
Yahooブログが今年の12月でサービス終了だそうです。
昨年はジオシティーズ終了のアナウンスもあったし、Yahooは次々とサービスをやめていきます。
SNS全盛の時代、これらのサービスでは収益を得られず不採算事業と化していってたのでしょう。
Yahoo以外のブログサービスを見ても、タレントやスポーツ選手を数多く囲っているアメブロはそれなりに勢いはあるものの、他は盛り上がってる感は乏しく、時代に流れに合わせて改良を加えていく積極性も見られず、Yahooブログと同じようにいつサービス終了してもおかしくない状況に思います。
ここ数年はお客様で新規にブログを開設する場合はWordPressをお勧めしていて、YahooブログはそもそもWebサイトとのリレーションを考えると使いにくいので論外としても、アメブロやライブドアブログ、gooブログなど、無料ブログサービスはいつ終了するかわからないし、いくら記事を書いてもサイトボリュームは増えないので原則として勧めてません。自社ドメインでのWebサイトを運営してるなら、それらを使うメリットってあんまりないですから。
ただ、個人の場合はちょっと話が違います。
趣味の日記を綴るような個人ブログの場合、サーバー借りてドメイン取ってなんてお金をかけてやる人の方が少数でしょうから、無料で利用できるブログサービスというのは個人で使うには非常に利用価値があり、クルマやバイクの事を検索して辿り着いたのがYahooブログということも少なくありません。つまり、企業レベルではない個人レベルでの情報というのは独自ドメインサイトよりも無料ブログサービスに大量に埋められているということです。
ジオシティーズ・Yahooブログの終了で、他のサービスに過去のコンテンツを移して継続してくれればいいですが、全ての方がそうとは限らず、中にはこれを機会に個人サイトやブログを閉じてしまう方もいるでしょう。
ということは、個人レベルの、しかし趣味人にとっては重要な情報がごっそりとWebから消えてしまうことになります。
これ、結構痛いですよねぇ。
元々情報の少ないニッチなクルマやバイクのことを調べてると「いつ作ったんだよ?」と思うくらい古臭いデザインの個人サイトに辿り着くことがよくあります。最終更新が199x年だったりとかね。新たな相棒となったゴルフⅠカブリオレもそんな感じですが、見た目は古臭くても情報の価値としては貴重なので、そういう個人サイト・ブログに残された情報が消えてしまうのは情報資産の喪失であり、ある意味では危機的状況とも言えます。
できれば、サービス自体は終了しても過去のデータはアーカイヴしていつでも見れるようにしておいてくれると助かるんですけど・・・まぁそれも期待はできないでしょう。
自分にとって必要な情報が載ったWebサイトやブログは自分自身で保存しておくなどの自衛措置が必要かもしれません。