セブンイレブンとローソンが2019年8月末までに全店で成人向け雑誌の販売を中止する方針とのこと。
コンビニではミニストップが既に販売を中止、ファミリーマートが一部店舗で販売中止と、既に成人誌の取り扱いを控える流れにはなってるようですが、コンビニ大手のセブンイレブンとローソンもこの流れに乗ることでより一層この傾向が強まっていくことになると思われます。
うん、これ、とってもいいと思います。
私は男なので成人誌を買う側に近い立場ではあるのでしょうが、老若男女問わずに訪れるお店で何の遮蔽もない状態でエロ本が並べられているのは以前からとっても違和感がありました。
お子さんがいる親御さんなら一度は経験あると思います。子どもと一緒にコンビニを訪れた際に子どもがトイレに行くことありますよね。大抵のコンビニでは入口入ってすぐ一番外側の通路を通ってトイレに向かうとそこに雑誌コーナーがあって、一番奥のトイレ寄りにエロ本コーナーがありますから、トイレに入る時にエロ本を目の当たりにするわけですよ。先に誰かがトイレに入っていて待たなければならなくなった時なんて子どもと一緒にエロ本の前でトイレ待ちなんていう最悪のシチュエーションは親としてとっても居心地が悪い。
どうして長年あのレイアウトが許されてきたのか非常に疑問。アダルトを扱う本屋では入口にのれんがかかっていて直接目に触れないようになっているし、レンタルビデオ屋さんでもそうですよね。小さい子どもも訪れるお店ではそういう配慮がされているものです(逆にそれが妖しさを増長してる面もありますけど)。なのにコンビニは健全もエロもオープンで同列。ある種のハラスメント、もっと言えばテロでもあったわけです。
そもそも今どきコンビニでエロ本買う人いるんですか?私はもういいおっさんなのでエロ本買うことはありませんけど、若い人でも今ならネットでナンボでもエロネタ仕入れられるご時世だし、わざわざ紙媒体にこだわる人も少ないように思うのですが。買うにしてもネットで買うこともできるわけだし、店舗でエロ本持ってレジに並ぶなんて恥ずかしいこと、自ら求めないですよ。店員さんが若いお姉さんでもおっさんでも、他のお客さんが誰一人いなくても、恥ずかしいもんは恥ずかしい。
ま、それはさておき、これからはコンビニでエロ本テロに巻き込まれることもなくなりそうなので、この点は歓迎です。
できればウチの子どもがまだ小さかった15年くらい前にやってくれてたらよかったんですけどねぇ。
コンビニのエロ本については以前から反対の声があったようなんですけど、今回のセブンイレブンとローソンの動きは訪日外国人増加への対応という意味もあるそうで、日本人がいくら声を上げても変わらなかったことが外国からの目を気にして変えるってのは企業の姿勢として怠慢じゃないかなぁとも思います。