東京電力の再建計画で、2019年度から柏崎刈羽原発を再稼働することで2000億円規模の経常利益を確保するという話。
東電が柏崎刈羽原発の再稼働を目指してるのは新潟県民でなくとも前から周知のことではありますが、この前の安部総理が憲法改正と2020年の施行を目指すと言ったのと同じように、どうして先に〆切が決められるのか、スケジュールありきで話をするんじゃないと憤りを感じます。
柏崎刈羽原発の再稼働は永遠にありませんからっ!
もうね、今さらだけど東電は解体すべきですよ。
この6年余りで信頼は回復どころか地の底に落ちまくってるし、先日も免震重要棟の件で柏崎市と刈羽村の全戸に謝罪と説明のために戸別訪問するなんて話もありましたが、それができるならその前に福島第一原発事故の被災者に戸別訪問して謝罪しろよと思うのにそれはしないというのは、東電にとって重要なのは柏崎刈羽原発の再稼働であって、そのための努力は惜しまないが、福島第一原発事故の反省は二の次だということの表れではないかと。
当然、福島第一原発の処理は進めなければいけませんが、その費用を一民間企業の利益から捻出しようという前提があるから柏崎刈羽の再稼働なんて話になるわけで、福島第一原発の責任の一端は東電にあるのはもちろんだけれども、あれだけの原発事故の処理を民間企業に任せているばかりでは責任負いきれないとも思うわけで、納税者としては不本意ではあるけれど国費で賄う以外にないように思うわけで、福島第一原発と柏崎刈羽原発は切り離して考えていただきたい。
それに、福島第一原発事故の後始末もできない企業にさらに規模の大きな原発を任せるなんて、泥棒に留守番頼むような愚かな話です。
私が東電の経営者なら、事故を起こした自分たちに原発の運転をさせてくれなんて口が裂けても言えませんけどねぇ・・・・。