形勢逆転?

当初、森民夫氏の無投票か?なんて言われていたこともあってムード的には森氏リードで、米山隆一氏は出馬表明が遅く出遅れた感のあった新潟県知事選。

しかし出馬表明以降、市民グループや野党の団結によってじわじわと支持を広げ、先日は僅差まで追い上げてきたなんて声もあったのが、昨日あたりからはついに逆転したなんて声も聞かれるまでになりました。

もちろん正確な調査ではないし、最後は投票によって決まるのですから現段階では何とも言えません。

私の実感としても米山氏の支持の広がりを感じてはいるんですが、相手は何と言っても巨大与党がバックにいるのですから、これからどんな手を打ってくるかわかりません。実際、米山氏を支える森ゆうこ氏に妨害工作が行われてたりもします。選挙なんだから正しいと信じる政策を訴えていればいいだけの話なのに、自民党や森民夫氏は泉田知事を出馬撤回に追い込んだように正面から正々堂々と戦うのではなくウラからコソコソと足元をすくうような姑息な戦術を繰り出してきます。

なので、まだ優勢と油断するのは早計でしょう。

 

米山隆一

おととい、米山氏が東区で街頭演説をするということで話を聞いてきました。

短い時間だったので語った内容は少なかったんですが、私が印象深かったのは福島で増えている子どもの甲状腺がんについて触れたこと。この件についてはとっても重要なことなのに語る政治家ってあんまりいないんですよね。さらに米山氏は「放射能から子どもを守りたい」とも言っていました。正直、新潟でも放射能を気にしてる人って今でも少数だと思うのでここに触れても大きなアピールにならないような気がするんですが、それでもここに踏み込んだ発言ができる人というのは実は新潟にとって大きな意味を持つと思うんですよね。そこはやはり医師としてのお気持ちというのもあるのでしょう。

対する森氏は泉田知事からの原発事故の際の避難についての質問にも完全スルーでバカの一つ覚えのように「元気もりもり森民夫」と繰り返すだけで、米山氏と真正面からの論戦では勝てないことを自ら認めてるかのよう。そりゃそうです。「国が安全と言うから安全」と上から言われるがままに汚染ガレキを燃やして放射能を拡散させるような人ですからね。原発事故のリスクなんて考えられるはずがありません。

 

すでにどちらが知事に適任なのかは火を見るより明らかとは思いますが、夏の森ゆうこ氏のように僅差ではなく、圧倒的な差で森民夫氏を打ち砕いて新潟の民意が示せればと思います。