こんばんは、今日も三宅洋平に夢中なD-Styleです。
NHKは今日も7時のニュースで参院選にまったく触れず、三宅洋平に関しては民法含め総スカン状態。参院選も三宅洋平もみんなが知りたいニュースじゃない?いや違う。みんなに知られたくないニュースだからメディア統制している。
安部さんは参院選に興味持ってもらっちゃ困るわけだ。投票に行くのは自民党を支持する岩盤の組織だけでいい。ん?このまま安部さんに任せてたらマズいんじゃね?とか、安部さんは日本人をテロリストに指一本触れさせないって言ってたのにバングラディシュで7人も殺されたの、なんで?とか、安部さんは改憲についてあまり言わないけど自民党の改憲草案ってどんな内容なんだろ?とか、そういう疑問を持ってもらいたくないわけですよ。もちろん三宅洋平の存在なんて知られたくないし彼の言葉なんて耳にしてもらっちゃ困るわけだ。
ここまで徹底してると笑っちゃうよね。
都知事選のニュースなんて参院選終わってからでいいじゃん。投票日明後日だよ?石田純一さんが都知事選出馬(の可能性)で会見開いたのだって、都知事選に出ることが目的じゃなく、そのメディアのスルーっぷりに危機感持って、このままだと自民党に改憲されちゃうよ?野党はもっと結束しなきゃ、国民はもっと関心持たなきゃってアピールするのが目的だったなんて分析も。まぁそれすらもNHKはサラッと流しただけだったけど。
今回の参院選の一番の争点は改憲です。自公はそれを強くは言わないけど、特定秘密保護法とか安保法案のように選挙中は強く言わないけど選挙が終われば手のひら返し、いやいやちゃんとマニフェストに書いてあるでしょって、よーく見ると最後に小さく書いてあるパターンと同じく、改憲勢力2/3を獲った時点で改憲に進むはず。今回はそれを許すか防ぐかの選挙で、この道を進むか戻るかの選挙じゃないです。
じゃあ改憲で何が変わるか。
三宅洋平の言葉を借りて一部例を挙げると、日本国憲法第13条において
すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
と記されている。
自民党の改憲草案では
全て国民は、人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。
となっています。
「個人」として尊重されるが「人」として尊重されるに変わっている。
個人というのは私たち個人個人です。
人というのは生物学的にヒトであるということです。
あなたは犬じゃない、ニワトリでもない、バッタでもない、ホモサピエンスです、ということ。
そして「公益の福祉」に反しない限りが「公益および公の秩序」に反しない限りに変わっている。
公の秩序に反するって何よ?爆弾抱えて自爆テロ起こすこと?非暴力のデモをすること?どうにでも解釈できるよね。
広義で解釈すれば、例えば国会前で再稼働反対と声を上げた人は、公の秩序に反したとして最低でも「ヒト」としては扱うけど個人の尊厳は全て奪って逮捕します、とも言える。緊急事態条項なんて決められちゃった日にはもう何でもアリですよ。
自民党改憲草案にはそうした解釈一つでどうにでもなりそうな変更がさりげなく埋め込まれている。何の疑いも持たずに読めば、個人も人も同じ人間じゃん、何も問題ないよって思っちゃう。それが綿密に考えられた改憲草案。
とても危険です。
じゃあ肝心要の9条。改憲に賛成の人でも9条に関しては変えることに抵抗を感じる人も多いはず。改憲するには国民投票を経なければならないので、いくら自民党が9条変えようとしたって多くの国民はそれを望まないんだから9条が変わることはないって多くの人は信じてるかもしれない。
この前、イギリスでEU離脱を問う国民投票がありましたよね。残留と離脱が拮抗しながらも大方の予想は残留が勝つと思われていたのがフタを開けてみればまさかの離脱。その後のイギリス国民のインタビューを聞いてビックリしたよね。投票に行かなかった人はまだわかるにしても、離脱に投票した人まで「まさか離脱になるとは思わなかった」なんて言ってるんだもん。だったら残留に投票しろよ!って思ったんだけど、その思考が私にはよくわかりません。
これと同じことが日本でも起こらないとは限らない。
私個人は憲法に指一本触れさせないってガチガチの護憲でもなくて、9条に代表されるような平和を守る部分は貫き通してほしいけど、時代の変化に合わなくなってきた部分や定義が曖昧で解釈次第で180度変わっちゃうような部分は必要に応じて修正していく必要はあると思ってる。
でも、改憲のイニシアチヴを戦争したい勢力に持たせるのは非常に危険。
自衛のための武力保持についてはいろいろと意見があると思う。でも、自ら望んで他国を侵略したり他国の戦争に加担したいと思ってる人は一部の戦争で金儲けしようとしてる人以外あまりいないはず。
だったら、いかにして戦争を防ぐか、自国民も他国民も誰一人殺さずに衝突を回避するか、まずは平和的解決を最優先に考えられる勢力にイニシアチヴを取らせないと危険な方へどんどん傾いていってしまう。
だから今回はストップ改憲勢力2/3の選挙なんです。
相変わらず「投票したいと思う候補がいない」なんて声も聞こえるんだけど、消去法での消極的選択は不本意かもしれないけど、よくわかんないから投票なんてめんどくさいって思ってるかもしれないけど、もう既に危険水域を超えつつある現状を何とかしないと止められなくなる。
2014年の衆議院選挙において、自民党に投票した人が約1765万人、対して選挙に行かなかった人が約4922万人。これは三宅洋平も言ってます。ネットでも拡散されています。この国での最大勢力は自民党じゃなく、選挙に行かない人たちなんです。もし仮にこれまで選挙に行かなかった人たちの半分でも「よし、今回は投票に行こう」と1つの政党に投票したら完全に流れをひっくり返せるんですね。自分たちのための政治を自分たちで決められる、そういうことなんです。
もちろん考えた末に自民や公明に投票してもOK。それは個人の判断です。でも、イギリスのように投票に行かずに結果を見てから後悔するのはもったいなさすぎます。まして反対意見に投票するなんて論外ですけど、日本ではそんな人あんまりいないですよね。少なくともYesでもNoでも自分の意思表示はするべき。
あとで後悔しないために。