言うまでもなく今日は3月11日。
あの日から5年の月日が流れました。
最近テレビでは5年経った被災地の現状を伝えることが多くなってますけど、昨日と今日、そして今日と明日で何が変わるかって特に大きく変わるわけではなく、この5年という節目のタイミングにだけ注目するのではなく、東日本大震災はこの5年の間も現在進行形なんだと、まだまだ終わっちゃいないし復興が思うように進んでいないんだ、というのは常日頃から我々みんなが共有すべき認識なんじゃないかと思います。
なのに、聖火台のない競技場ですったもんだしてたり、誰よりも被災地に寄り添わなければいけない議員が失言・暴言で被災地そっちのけだったり、福島第一原発がまだあんな状況なのに各地で再稼動に向かっていたり、そういうのを見てると、この国はどこに向かって誰のために進んでいるのかわからなくなります。
そして、被曝の影響を懸念する方にとっては別の意味で大きな節目となる5年、いわゆる2016年問題。そっち方面にアンテナ張ってると「これってもう始まってるんじゃ?」と感じてる方も多いかもしれません。
始まるのか、始まってるのか、始まらないのか、それはまだわからない。
ただ、甲状腺癌の検査で見たくない数字がどんどん増えていってる現状で、相変わらず「原発事故の影響とは考えにくい」と言うばかりの専門家の方には、じゃあ他に何の影響なんですかと憤りを感じます。
誰も望んでいないし、何もなけりゃそれが一番いい。
しかし、復興にしろ、政治や経済にしろ、その他諸々を含め、認めたくないものをシャットアウトしたまま進んでいくこの先がどうなるのか、不安は増すばかり。
自分のできること、やらなければいけいないこと、あらためて考える日にしたいと思います。