昨日は国会前を始めとして全国各地で安保法案への反対デモが行われました。
国会前は警察発表で3万人、主催者発表で12万人、最終的には国会周辺の省庁や議員会館辺りにまで波及して延べ35万人という話も。
人数についてはさすがに3万人しかいないってことはないと思うけど、12万人も盛ってるんじゃね?という指摘もあったり、実際のところは定かではないですが、写真を見ればこれだけ多くの人たちが自分の意思で安保法案Noの声を上げに来たことはわかるし、その事実で充分かと思います。
14時前後からはTwitterのタイムラインはデモ一色でした。
そして、新潟市でも同様にデモが行われました。
西大畑公園に集まったのは2000人超という話ですが、私の見た感じではそこまで来たかな?とも感じます。しかしそれでも老若男女問わず多くの方が小雨の降る中に集まったのは事実。
ただ、私の個人的感想から言えば、人数はもっともっと多くてもいいハズだし、全体の雰囲気からはあまり切迫した感じがしませんでしたね。
震災瓦礫広域処理のデモには何度も参加してきましたが、あの時はもっと鬼気迫るというか、今まさに放射性物質がバラ撒かれる寸前というような緊張した雰囲気があったし、亀田焼却場前での攻防は死に物狂いの勢いだったと思います。
それに比べたらなんともピースフルなデモ。
いや、それが悪いわけじゃないし、過激なデモを勧めるわけでもないんだけど、新潟選出の自公議員にとっては単なるガス抜きにしか写らないんじゃないかと。
安保法案に賛成する議員は次の選挙で全員落とされるという危機感を与えるくらいじゃないと本気度はなかなか伝わらないかもしれません。
それには自公支持の有権者の意識も変える必要があるし。
デモで意思表示するのは大事。しかし、いくら大規模なデモをしても、相手が耳を塞いでスルーしてる以上、法案を止めることは難しい。
本当に必要なのは国民の声にしっかり耳を傾ける議員を増やすこと。
デモ主催グループの中から候補者を擁立してもいいし、地方選挙で野党候補者を当選させる応援をしてもいいし、なんだったら新しい政党を立ち上げたっていい。
自公の数に勝てる体制を早めに構築しなければ、次の選挙でも負けてしまいます。
民意を無視するヤツは退場。
これを思い知ってもらわないと。
そのためにはデモをするだけで終わるのではなく、次につながる流れを作っていく必要がありますね。