昨日はこのニュースで持ちきりでしたねー。
テレビはもちろん、Twitterでもこの件のツイートが多く見られました。
ツイートが多かったのはツッ込みどころいっぱいだからでしょう。
まず、ドローンが首相官邸に容易に入れたこと、そしてそれが屋上に落ちていたのにまったく気づかなかったこと。
警備も四六時中空を見張ってるわけにもいかないだろうし、普通は人が立ち入らない屋上のチェックも頻繁にはしないだろうけど、官邸の前には議員会館もあるし、廻りに高い建物はいくらでもあるのに、屋根のポツンとドローンが落ちてても気付かないもんなのでしょーか。
ま、政府としては危機管理能力の無さを露呈する結果となってしまったわけで、現時点で犯人の目的はわかってないけど、もし政府のメンツを潰すとかだったら目的はほぼ達成できたことになりますね。
で、首相官邸に侵入できたのなら、例えば原発施設内とか自衛隊の武器弾薬庫とか科学コンビナートとか、入って何かされたら困るところにも侵入できちゃうよね。あとは人の多いところで上空からサリン撒くこともできるなんて声もありました。かつてオウム真理教はラジヘリで毒薬を撒く計画をしてたという話もあったし。
ドローンが普及し始めた頃から犯罪転用は危惧されていたんだから、もー少し考えておいてもよかったんじゃないですかねー。
あと、ドローンに取り付けられた容器から放射性セシウム134・137が検出されたということですが、これがちょっと話をややこしくしてる感がありますね。
人に害を与える目的としてセシウムが使われたのか、それとも例えば汚染地に住む人が政府への抗議のために使ったのか、はたまた捜査を混乱させるためか、事件をセンセーショナルにするためか・・・・。
ま、目的についてはいずれわかってくることもあるかもしれません。
で、その容器から検出された放射線量は約1μSv/hで、毎度のことながら「人体に影響はありません」ってことなんだけど、ニュースではやたらセシウムやこの線量が取り上げられて、なんとなく官邸に侵入されたヘマを過小評価させるためのスケープゴートになってるような気がしたのは考えすぎでしょうか。
さらに1μSv/hのセシウムをどこで手に入れたのかなんてアホなこと言ってたキャスターがいたそうですけど、東日本の広い範囲で1μSv/hくらいは容易に手に入る現状を知らないわけじゃないでしょうに。ヘタすりゃ首相官邸でも雨水のたまるところなら1μSv/h以上あるところもあるんじゃない?常磐道走れば平気で5μSv/h超えるところがあるし、何なら除染で出た土はドローンが何機あっても足りないくらいに山積みになってますけどね。半減期の短いセシウム134が検出されたってことはフクイチから出てそんなに経ってないそこそこフレッシュなセシウムなのは間違いないでしょう。
それより、官邸の1μSv/hであれだけ大騒ぎするなら、それどころじゃないくらいバラ撒かれたセシウムもしっかり捜査してほしいですね。そっちは撒いた犯人わかってるんだしさ。
さて、販売規制がかかる前にドローン買っておこうかな・・・・・。
もちろん私は平和利用目的です(笑)
こんな感じで。