運命は裁判官の手に握られている

九州電力・川内原発の再稼動差し止めを求めた仮処分申し立てで、鹿児島地裁は却下を決定したと。

この前の高浜原発とは間逆の判断。

いくら鹿児島地裁と福井地裁で違うとはいえ、どうなんでしょうねぇ、これ。

高浜でも川内でも事故リスクはさほど違わないわけで、川内は火山のリスクも加わってどちらかと言えば高浜よりリスク高いと言えなくもないような気がするんですけど。

 

結局、裁判官の裁量次第ってことですか。

 

裁判所って、日本全国どこでも法に基づいて公正公平に裁かれ、裁判官個人の心情とか政治的圧力とか関係ないというイメージを個人的には持ってるんですけど、実際には客観的に見て「え~?」と思う判例も少なくありません。

ということは、もし私が何かしら裁判で裁かれる立場になったとしたら、担当する裁判官によって無罪にも有罪にもなり得るってことですよね。普通なら懲役○年のところを死刑になったりもするわけだ。

それってかなり怖い話ですよねぇ。

 

この前、センターラインをはみ出した対向車と正面衝突したもらい事故で、直進していた側にはみ出した側への損害賠償4000万円という判決がありました。

クルマ同士の事故の場合、一方が完全に停止している状態でもなければ過失割合100:0にならないケースがほとんどなんだけど、こっちが普通に走ってるところに対向車が突っ込んできて、それで相手が死亡したからって被害者とも言えるこっちが加害者に賠償ってなんだか理不尽な感じですよねぇ。

私も過去に似たような事故の経験があって、優先の道路を直進していてT字路に差し掛かったところで一時停止しないで飛び出してきたクルマに横っ腹突っ込まれたんですが、状況的には相手が100%悪いだろーと思ってても実際に100:0にはなりませんでした。さすがに相手から損害賠償求められたりはしませんでしたが、こっちが悪くないのになんでこっちにも過失があるってことにされるんだよーとムカついた記憶があります。

この場合でも、もし相手が死亡して遺族が裁判起こして裁判官が私に過失があると判断すれば、ブツけてきた相手の遺族に4000万円という結果になるわけです。

そんなアホな~。

 

法の不備とか解釈の違いとかあるのかもしれないけど、もー少し常識的にというか、真っ当な判断をしてほしいもんですねぇ。

これでもし川内原発で事故が起きても「撒き散らされた放射性物質は無主物だから九州電力に除染義務はない」とかってアホな判決下すんだよ?

再稼動差し止め仮処分却下の責任も取らないし。

鹿児島県民の皆さん、それでもいいんですかぁ~?