昨日、投開票された新潟市長選挙。
結果は
篠田 昭氏 95301票
吉田孝志氏 88206票
斎藤 裕氏 79851票
投票率は40.57%でした。
予想していたこととはいえ、斎藤さんを推してた私としては残念な結果でした。が、4年前より約50000票も減らし、吉田・斎藤両氏の票を合わせれば篠田氏の得票を大きく上回ることから、篠田氏へはBRTの是非も含めて「No」の声が大きかったという点は市民の意識も変わりつつあるのかなと思うし、単純に篠田氏圧勝ではなかった選挙結果は悪いだけではないと感じています。
Twitterで斎藤さんを推してた方々が残念な想いの一方でこれで終わりじゃないと力強いツイートがいくつも見られたのも私的にはうれしかったりして。
いくら当選したとはいえ、他の2人との差がこれだけ僅差となればBRT計画もすんなり進められはしないように思うところですが、篠田氏は選挙後に「新潟の可能性を最大限切り開く取り組みをしっかりやる。BRTは市民の誤解を解くべく説明していく」とのコメントを出してるので、誤解じゃなくNoなのにあの方はその辺の民意を聞き入れるつもりはやっぱり無いようです。BRTだけではありませんけど、今回の選挙で斎藤さんが示してくれた新潟市の問題点を我々市民の声で変えていき、市政には目を光らせていかなければなりませんね。
また、年齢的なことも考えるとさすがに篠田氏も5期目はないでしょうから、4年後にしっかり支持を集められるように斎藤さん陣営の今後の活動にも注目していきたいです。
しかし・・・・投票率は相変わらずですね。前回より伸びたし私自身も40%行けばいい方かなと思ってましたけど、約6割の有権者が市政に無関心ってのはかなり問題です。特に若い世代。この先一番市政の影響を受ける人たちが投票にすら行かないのであればあとで何を言っても文句は言えません。なかなか上がらない給料から引かれた住民税がBRTに使われても気にならないんでしょうかね。無関心であっても無関係ではないんですよ?
あとは市議会議員選挙。
ぶっちゃけ、市長がアホでも議会がしっかりしてれば健全な市政は保たれるもんなんですが、今の新潟市は市長も市議会もアホ揃いで(マトモな方ももちろんいますけど)、故にBRTなんてもんがすんなり通っちゃうのです。川内原発再稼動を承認した薩摩川内市と似たようなもんですね。
確か来春あたりに改選があるので、その時には市民の声をスルーするアホ市議は淘汰させなければいけません。
最後には自分に帰ってくる市政。少しでもいいので関心持ってくださいね。
以下はスタッフの個人的私見です。
篠田さんへの批判が強かったことは間違いありません。ですが、投票に行かなかった6割の人に投票を促しきれなかった、かつ、その批判票を拾いきれなかったのは、やはりスタッフとして責任を感じます。
もちろん、いいところもありました。新潟日報の出口調査によれば、無党派層が一番に選んでくれたのは斎藤です。どの政党を支持しているから、あの候補者ということではなく、政策や人柄を見て判断してくれたという意味ですから。
今後どういう展開になるかはわかりませんが、いずれにせよ、新潟市民がいちばん幸せになる方向へ進める必要があるでしょう。斎藤の選挙事務局の本体はBRT訴訟の運動団体ですので、BRTの裁判と市民運動を盛り上げていくことになるのだろうと思っています。
もちろん、その議論を通じて、BRTの導入の是非だけでなく、公共交通のあり方について、市民がどのように市政に関与していくのかについて理解が深められればとも感じているところです。
(。・ω・。)<まじめに書き込んじゃった