69回目の終戦の日。
この間、日本は一度も他国と交戦せず、ただの一人の戦死者も出さずに来たわけですが、今は戦後最もその尊い歴史が終わる危機が差し迫っていると感じているのは私だけではないでしょう。
力なき正義はない。
それも正論かもしれません。
集団的自衛権を含めた国防の議論も必要です。
しかし、力で押さえつけた結果で得た平和は必ず火種を残します。
2度の原爆投下を受け、多くの犠牲を払った大戦を経験し、その代わりに戦争の放棄という素晴らしい憲法を手に入れた日本。
我々日本人がするべきことは、どうすれば攻撃できるかという議論ではなく、どうすれば戦争を回避できるかという議論。
引き金から指を外し、握手をしよう。
相手を尊重し、共に歩み寄ろう。
憲法9条を模したような法律が他国にも広がって、武力ではなく対話で解決できる世界が訪れることを切に願います。