メインPCがWindows7 64bitに変わったことで、今まで使ってたソフトの多くは32bitも64bitも対応してるのでさして問題にならなかったんですが、唯一困ったのがCADソフト。
これまではWindows7のXpモードで7未対応のAutoCAD LTを動かしていたものの、さすがにそれも限界になってきたのでどうしようか悩んでいました。
ウチでは本格的な図面を書いたり何かを設計するっていうお仕事はほとんどなく、CADの主たる使用用途はCGへのインポート。お客様から頂いたdxfをインポートに必要ない線分やハッチングを消去して原点合わせして正面・側面・上面の3つに分けてモデリングのテンプレートとしてインポート、あるいはCGソフトでは作図が難しい寸法の決まった複雑な形状をCADで下書きしてインポート、そんな程度でCADソフトに求める必要機能は基本的なものがあれば充分なくらい。
なので、2D版のLTでもそこそこいい値段のするAutoCADをそのためだけに買うのはちょっと躊躇しちゃうんですよね・・・・。
フリーのCADソフトとしてはJw cadが昔から有名で、お客様でもたまにJw形式でデータ支給される方がいらっしゃるのでウチでもインストールだけはしていましたが、AutoCADに慣れた私には使いにくく、結局Jwからdxfに書き出してAutoCADで再編集なんてめんどくさいことをしてたくらいで今更Jwを使うメリットもなく、お客様の使ってるCADでも圧倒的にAutoCADが多いのでできればdwgも扱えるソフトがベター。
ちょうど機械モノの3D CGのご依頼もあったところだったので、フリーじゃなくてもリーズナブルで64bitでも動いてAutoCADのdxfがそのまま読めるCADってないかな・・・・と探していたところ、見つけたのが「DraftSight」というCADソフト。
このDraftSight、フリーなのにdwgが直接読み込み&書き出しができるってことで試しに使ってみたらこれがかなりイイ。
インターフェイスも操作もほぼAutoCADライクで、AutoCAD使ってた人ならまず操作で悩むことななく、コマンドラインに打ち込むコマンドもAutoCADと同じだったのはちょっと感激したくらい。私の使用用途の範囲なら充分くらいの機能が備わっています。
実際にお客様からお預かりしたdxfを開いてみても、データの欠損もなくレイヤー情報や線情報などまったく問題なく読み込めました。300くらいレイヤーに分けられた複雑なデータでもさほど重くなることなく編集も軽快。もちろんShadeへのエクスポートも問題ありません。
これで無償だなんてサービスしすぎでしょって感じです。
ということで、かれこれ18年にも及ぶAutoCADとのお付き合いもこれで終了。
長らくお世話になりました。
DraftSightは末永くお付き合いよろしくです。