聴けるもんは聴いておく

バンダジェフスキー

私的には有意義な講演でした。

博士はもっと話したかったようだし、私ももっといろいろ聴きたかったけど、限られた時間では仕方のないこと。

でも、最初で最後かもしれない博士の新潟での講演を聴けたことは良かったと思います。

 

ネットでもリアルでも、いろんな人がいろんな事を言っていて、受け取る側もまた人それぞれで、中には「あの人はキライ」とか「あの人の話は信用できない」とか思うところはあるんでしょうが、特に今回主催したKさんはストレートな物言いでアンチも多い方なんですけど、私的には発信者の人間性とかデータの信憑性とかは個々で判断するとして、最終的に切り捨ててしまう情報であっても先入観でそれをスルーしてしまうのはもったいないんじゃないかなと思っていて、だからなるべく多くの情報を得て、それを自分なりに噛み砕いて、もちろん耳触りのいい情報や都合のいい情報だけをフィルターにかけるのではなく、時には直視したくないような厳しい情報でもまずは受け止め、それでもこっちのキャパがいっぱいで受け止めきれないものも時にはあったりするのだけれど、自分の取るべき対策や行動に活かしていきたいと思ってます。だってKさんが好きかキライかなんて博士の話とまったく関係ないんだし、こういう機会を作れたのはいろんな偶然がもたらしたまたとないチャンスなんだから、聴けるもんは聴いとかなきゃもったいないぢゃん。

奇しくも今日は震災から2年4ヵ月の日。長いようでいて、これからの事を考えればまだまだ短い。

私らが原発事故を経験してたった2年ちょっとであるのに対して博士はもう20年以上もチェルノブイリと向き合ってきた人。

壮絶な地獄と20年も戦ってきた人の言葉の重みは・・・・ねぇ。

講演を聴かれた方々はどのように受け止めたでしょうか。

 

2件のコメント

  1. 行ってらしたんですね。
    実は私も聴きに行く予定だったんですが、体調を崩してしまって行けませんでした…

    彼は長年の研究ときちんとしたデータと経験を持っているからこそ、粘り強く活動を続けているのだと思います。

    このような機会を与えてくださったPJさんご本人と関係者の方々に感謝ですね。

    でも、機会を逃して
    失敗したなー(苦笑)

  2. 博士も当初はその深刻さを重く受け止めてはいなかったようで、研究で自ら実態に迫っていった結果、今では赴任時にお子さんを連れて行ったことを後悔してるそうです。
    だからこそ、日本の人たちに同じ過ちを繰り返してほしくないという想いが強いのかもしれません。

    学術的に因果関係を立証したデータは我々のような一般市民はもちろん、学者や医師など専門家にこそ見てもらいたい内容でしたね。

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