昨日のブログで触れたスミチオン(フェニトロチオン)ですが、Twitterの情報で、あるソースを教えていただきました。
こちらのPDFの23ページに
「2011 年7 月、ハエ等の害虫が大量発生した被災地自治体(岩手県、宮城県の計12 市町村)に、当社製品の殺虫剤「スミチオン®乳剤」「スミラブ®S粒剤」を無償供与しました。」
との記載と、散布の写真が載ってます。
これを見ると殺虫剤が提供されたのは岩手・宮城の沿岸部ほぼ全域。新潟が瓦礫を受け入れている大槌町も含まれます。
純粋に被災地の力になりたいと殺虫剤を無償供与したまでは結構ですが、スミチオンを散布した瓦礫が焼却されると知っていたら逆効果。
wikipediaでも「可燃性(引火点157℃)であり、燃焼により窒素酸化物・リン酸化物・硫黄酸化物を含む有毒ガスを生じる」としっかり書かれているように、スミチオンが含まれる物質を燃やすのは非常に危険です。
また、こんな記事もありました。
⇒ New life after 311: 瓦礫に撒いた農薬についてうちの庭屋さんの社長さんに訊いてみました
大阪では瓦礫を毎日100トン燃やしてます。瓦礫には当然スミチオンも含まれているでしょう。想像するだけで恐怖です。
もう放射性物質ウンヌン以前の話。
広域処理も、被災地での焼却も今すぐ停止するべきです。
無知で無責任な首長はいずれ裁かれるでしょう。
基本情報はMSDSを参考にしてください。
http://www.i-nouryoku.com/prod/msds/pdf/%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3%E4%B9%B3%E5%89%A4.pdf
これにも発がん性の疑いについては明記してあります
もちろん、偽造などすれば処罰されますから
公開されている情報です
健康被害が先に出るとすれば
焼却処分場周辺ではなく、散布された周辺だと思われますし
散布からどのくらいの期間で焼却されたかわかりませんが
スミチオンがどのくらいで分解されるのかも調べてから
議論することを勧めます
全く分解されない物質であれば、それは農薬として存在できません
ですので、その辺もメーカーへ追求いたします
また事故事例には適正に使用されずに起きた事故もありますので
どういう状態で中毒症状が出たかも調べる必要があります
間違った使用法で起きた事故自体は薬剤のせいではないからです
長期使用による発がん性に関してはしっかり解明されて欲しいです
これに関してもメーカーへ対応を要請しました
前記事のレスとも重複しますが、当事者が正しく正確に全ての情報を開示し、然るべき対処をすれば何の問題もないわけで、それがなされていないことが一番の問題なのではないでしょうか。
私はわからない事については基本的に危険リスクを重視します。
いつ子供が飛び出してくるかわからない裏路地で時速100Km出そうとは思わないでしょう。
出てきたかこなかったかの結果ではなく、リスクがあればそのリスクを最小限にしようとするのが自然の考え方で、「出てこないだろう」と身勝手な解釈で猛スピードで裏路地を走っているのがこれまでの原発政策や今の事故後の対処ではないかと思います。
確かにそれも一理あります
だから、こういう話になると人はどうしようも無いと
いつもそういう考えになるのです。極論ですけどね
まぁ、そんなこと言っていてもしかたないので、
自分なりには調査します
どんな人が講演していようが私はその人と直接話していないので
全容わかりませんが
いずれ様々な角度から検証して
メーカーや行政などへ改善や開示を求めていきます
農薬散布を行わなかったら、どうなっていたのか
なぜ、その農薬だったのかも含めて
どうしても、『だろう』『らしい』では納得いかないのです(^_^;)
すいません。
どんなに色々調べてる人が講演してるか知りませんが
真実は自分の目で確かめるまで推測の域を出ない
融通効かないんです(笑)
まぁ、私なりのやり方でやってみます(^_^)
山本さんの講演はこちらで聴くことができます。
http://www.d-style.biz/weblog/10259/
ありがとうございます!!
新しいのはないのでしょうか?
まぁ、実際に聴きに行ければ一番いいんですけどね(^_^;)
放射能と放射性物質の基本的知識については
http://www.tomabechi.jp/archives/51239062.html
上記も参考にしています。
講演の内容は動画のも先日のもほぼ同じです。
タイムリーネタはその都度アドリブで変わってますが。
あとは悪政に対して住民がどう戦うかという指南もありますが、それは地域によって事情が異なるので必ずしも参考になるとは限りません。岩手は搬出してる側ですからその他とは手法がまったく違うでしょうね。
そうですね。
色々考えないといけないですね。